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ニュース〜医療の今がわかる

村重直子の眼9 小山万里子・ポリオの会代表(中)


小山
「その時は私もお医者経験がないものですから、分からないとは何ということだと不満をもちまして、答えを求めて何カ所も病院を回りました。その時は患者としてはなはだ無知で未熟であったと反省もするんです」

村重
「でも初めてそういう経験をされたら、自然な感情だと思います」

小山
「入院している時に担当医にどのようなものでもいいから資料がほしいと言ったら、そうしたら担当医の方が、日本語である論文はこれだけだと抜き刷りを何本か下さいました。で、その先生を探し探して北海道まで行ってきました。私も凄いエネルギーだったと思いますけれど、それぐらい辛かったのです。もう痛みで気が狂いそう」

村重
「普通の痛み止めで止まるようなものではないのですね」

小山
「そうですね。痛みが激しい時は息をそっとしながら横になる、うずくまる、駅のホームで柱にしがみつくなどもしました。ですから痛み止めを出してもらいましたけれど、飲んでも効かないのです」

村重
「こうするとよくなる、というものはあるのですか」

小山
「今日は忘れ物をしたなという気がする時は痛みがないんですよね。しばらく我慢していると、そのうち治まってくるとか。今でも私は痛み止めは毎日欠かしたことがありません」

村重
「そうなんですね」

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