村重直子の眼17 小田知宏・発達わんぱく会理事長(下)
村重
「他にはどんなことが」
小田
「浦安市がバックアップしてくれていることに対する感謝の気持ちですね。来年度1年間に補助金としていただけたりとか、浦安市こども発達センターに私が実習生として子どもたちの療育をする貴重な機会をいただいたりとか、来年からのプログラムを一緒に考えてもらったりとか、非常にバックアップしていただいてます。市としても、民間の療育機関としてお母さんから選ばれる施設になってほしいと思っているんですね。いいサービスを継続的に提供するような施設になってほしいという思いがある。浦安市には概算で500人の発達障害の幼児がいるのに、市で療育できているのは100人程度で、その100人にもお母さんが必要としている量には足りてない。本当は週に1回受けたいんだけれど、月に1回とか2回しか受けられなくてという現状に、だけどそれを市で全部やるには税金が足りないので、民間でやる気があるんだったら、せっかくだったらいいものを作ってほしいし、当然継続してほしいから、それに対して手を貸すよということで。だから民間で頑張るとかいいながら、それだけ市に助けてもらうことで、どうにか立ち上げの一番厳しいところは乗り越えていけそうなんです」
村重
「本当に住民のため、困っている子どものために一緒にできるといいですよね」
小田
「子どもも悩んでますし、お母さんも悩んでますから」
村重
「悩んでますよねー。先日も、『うちの子が発達障害みたいなんです』と悩んでいる方が」