「調整係数」は全廃されない? ─ DPC見直し、再び迷路へ
■ 「事実確認をさせていただく紙でございます」 ─ 厚労省
[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
ただ今から、平成22年度第11回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催させていただきます。(中略)それではまず、資料の確認を事務局(保険局医療課)よりお願いいたします。
[保険局医療課・丸山慧主査]
事務局でございます。それでは、資料の確認をさせていただきます。(中略)
▼ 同日の資料はこちら。同日の議題は主に、①これまでの議論の確認 ②「調整係数」見直し後の「機能評価係数Ⅱ」の設定 ③包括範囲の見直し─の3点。
[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
資料についてはよろしいでしょうか。それでは、「平成23年1月13日DPC評価分科会・検討概要(検討事項と主な意見等)」につきまして議題としたいと思います。事務局よりご説明をお願いします。(中略)
▼ 資料はこちら。
これは前回(1月13日)の分科会でお出しいただいた意見を集約していただいたものでございます。何かご意見、ご質問ありましたらお伺いします。(挙手なし) よろしいでしょうか。それでは、この議事概要についてはお認めいただいたということにさせていただきたいと思います。
続きまして、「DPC/PDPS調整係数見直し後の医療機関別係数のあり方(案)」につきまして議題としたいと思います。事務局からご説明をお願いします。
▼ 資料はこちら。
[保険局医療課・丸山慧主査]
それでは失礼します。お手元に、(資料)「D-2-1」(調整係数見直し後の医療機関別係数のあり方)、「D-2-2」(機能評価係数Ⅰ・Ⅱの再整理案)をご用意ください。
まず、「D-2-1」からご説明させていただきます。こちらは1月13日の分科会と、西岡分科会長に(中医協総会に)お越しいただきまして1月21日にご報告いただき、そこで検討した結果をまとめさせていただいたものです。
今後のそれぞれの係数の基礎となりますので、改めて「こういったことであった」という事実確認をさせていただければという紙でございます......、あと、「整理をさせていただければ」というものです。
▼ 「新作」が出てきた。前回の図と微妙に異なっているのは、「調整係数」から斜め右上に出ている矢印。参考までに下に張り付けておく。上段は1月21日の中医協総会で示した図。下段が今回の「新作」。
【目次】
P2 → 「事実確認をさせていただく紙でございます」 ─ 厚労省
P3 → 「調整係数と同じニュアンスに聞こえる」 ─ 三上委員
P4 → 「同じ文字でもとらえている概念が違う」 ─ 厚労省
P5 → 「現時点では白紙と理解しております」 ─ 厚労省
P6 → 「機能評価係数Ⅰ・Ⅱ.を再整理する」 ─ 厚労省