■ 「現時点では白紙と理解しております」 ─ 厚労省
　

[小山信彌分科会長代理（東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長）]
　「D－2－1」（調整係数見直し後の医療機関別係数のあり方）の資料の2ページ目......。

(3) 機能評価係数Ⅱ（※）
① 基本的考え方
・　DPC/PDPS参加による医療提供体制全体としての効率改善等へのインセンティブを評価
② 具体的方法
・　機能評価係数Ⅱに配分される一定の財源を各係数に按分し、各医療機関の診療実績等に応じて、その配分額を算出
・　最終的に算出された配分額を医療機関別係数に換算
　※　平成22年改定で導入されたものと必ずしも一致しない。

　「平成22年改定で導入されたものと必ずしも一致しない」ということは、さらに（機能評価係数Ⅱの項目が）増えるという意味ですか？　それとも中身が変わるという意味でしょうか。

[保険局医療課・丸山慧主査]
　これは、「D－2－2」（機能評価係数Ⅰ・Ⅱの再整理案）でご議論いただく内容になると思うのですが......。

　「機能評価係数Ⅱ」をDPC/PDPSのインセンティブと位置付けましたので、改めて評価の基本方針等を見直す必要があろうかと思っております。

　既存の6項目も含めて見直しをするので、増える、増えないは現時点では白紙という風に理解しております。

[小山信彌分科会長代理（東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長）]
　はい、分かりました。

　▼　決めるのは委員のはずだが、それはあくまでも建前上......。

[西岡清分科会長（横浜市立みなと赤十字病院長）]
　前回の議論でも少しあったかと思いますが、「機能評価係数Ⅰ」についても新たに加わるものが出てくる可能性があると思います。（中略）

　他にご質問、ご意見ありましたらお願いいたします。それでは、「DPC/PDPS調整係数見直し後の医療機関別係数のあり方（案）」について、これをご了解いただいたということにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
　

【目次】
　P2 → 「事実確認をさせていただく紙でございます」 ─ 厚労省
　P3 → 「調整係数と同じニュアンスに聞こえる」 ─ 三上委員
　P4 → 「同じ文字でもとらえている概念が違う」 ─ 厚労省
　P5 → 「現時点では白紙と理解しております」 ─ 厚労省
　P6 → 「機能評価係数Ⅰ・Ⅱ.を再整理する」 ─ 厚労省