医療政策を決めるのは誰?
■ 「説明は簡潔にお願いします」 ─ 齋藤部会長
[厚労省医政局・野村知司企画官]
それでは時間になりましたので、ただ今から第16回「社会保障審議会医療部会」を開会させていただきたいと思います。委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中ご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。(中略)
引き続きまして「親審議会」と言いましょうか、社会保障審議会の委員の任期との関係がございます。社会保障審議会の委員の任期が1月末で満了いたしまして、新たな任期期間として任命されることになりました。その新任期の始まりに伴いまして、本部会の部会長についても確認が必要になってまいります。(中略)
引き続き互選により齋藤委員にお願いするということでご了承いただいておりますので、引き続き齋藤委員に医療部会長としてのお役をお願いしたいと思っております。それでは部会長、以降の議事進行をお願いいたします。
[齋藤英彦部会長(名古屋セントラル病院院長)]
おはようございます。それでは引き続いて部会長を務めさせていただきます。どうかよろしくご協力をお願いしたいと思います。
えー......、まあ、多くの委員の方、長年この部会に関与されているのでご存知の通り、本部会は医療提供体制に様々な立場から関わる委員の方々で構成されておりまして......。
▼ 既得権益に群がる団体の集まり、それが厚労省の社会保障審議会。
まあ、それぞれの立場で、今、我が国の非常に多くの医療提供体制の課題について......。少しでも医療提供体制を良くするにはどうしたらいいかという立場から、それぞれの立場からのご意見を伺ってまいりました。
本日、過去4回のいろんなご意見を整理したもの(資料)が(医政局から)出ると思います。そこで、一にお願いなんですが、各委員がそれぞれの立場から事務局(医政局総務課)......というか厚生労働省に対して、「あーしてほしい、こうしてほしい」ということはもちろん今まで言われてきたわけですが......。
ただ、それだけで終わってしまいますと言いっぱなしと言いますか、ま、なかなかこの部会としての考え方が先へ進まないので......。
まあその......。委員同士の間の議論を通じて、すべてのご意見とか課題を一気に、そして同時にこれを解決することはできないので......。
とりあえずまず、「どういう部分から直していけばいいのか」ということも含めてですね、やはりそれぞれの立場を離れた広い立場からも議論していただければ大変助かると思います。よろしくお願いいたします。
それでは議事を進めさせていただきます。(中略)議題に移ります。本日は、前回(2010年12月22日開催)に引き続きまして、医療提供体制の在り方について意見交換をいたします。
▼ 前回の議事録はこちら。
最初に、事務局から資料がいくつか出されておりますので説明を受けたいと思います。意見の交換に時間を掛けたいと思いますので、説明は簡潔にお願いします。
▼ いつもこのようにくぎを刺しているが、どこまで本気かは疑問。
【目次】
P2 → 「説明は簡潔にお願いします」 ─ 齋藤部会長
P3 → 「短く終わらせるつもりでしたが」 ─ 厚労省
P4 → 「医療部会の役割を明らかにして」 ─ 西澤委員
P5 → 「医療部会として声明を政府に出すべき」 ─ 日医副会長
P6 → 「同じことを繰り返して進歩がない会議」 ─ 患者団体幹部
P7 → 「ロシアや北朝鮮と同じようになってしまう」 ─ 全自病会長
P8 → 「現場を知っている皆さんの意見を」 ─ 元日経幹部
P9 → 「医師の国家試験が難しすぎる」 ─ 大学教授