「現場の声を大事に」 ─ 日本看護協会の新会長
■ 日本看護連盟と協働していくスタンスで
[坂本すが・日本看護協会会長]
それから続きまして、日本看護連盟との関係であります。
日本看護協会の使命を達成するためには、日本看護連盟は大変重要な存在というふうに考えております。大切なのは、お互いに目的を見失わないで、看護職ひいては国民のために何ができるかということを協働することだと思っております。
目的を見失わないで、互いの考えを組み入れて目的の達成を目指して協働していきます。これは具体的にもう動いております。そういう意味では、協働していくというスタンスであります。
それから最後になりますが私は......
4月から本会は新たに公益社団法人として発足しました。基本的には公益性を重視してまいります。私はその職能団体としての重要性と社会的役割を、公の看護職員はもちろんですけれども、看護職集団として公益性を重視して活動してまいりたいというふうに思っております。
その1つに、久常・前会長の意思を引き継ぎながら行いたいことは、都道府県協会と連絡を密にするということです。職能団体としての組織強化を進めながら、日本全国津々浦々ネットワークをとって、そして職能団体として国民の皆さんにどのように応えていけばいいかということを考えてまいりたいと思います。
【目次】
P2 → 1つひとつ形にしていく看護協会でありたい
P3 → 労働条件、労働環境の整備が重点課題
P4 → 中堅看護師が大変疲弊している
P5 → 画一化ではなくて多様性でケアをしていく
P6 → 震災復興支援はニーズ変化を察知しながら
P7 → 日本看護連盟と協働していくスタンスで
P8 → 現場の声を大事にしていきたい