平成24年改定に向けたDPC制度に係る今後の対応 (上)
■ 検討を要する事項の概要
[厚労省保険局医療課・迫井正深企画官]
はい、医療課企画官でございます。(資料)「総─3─1」をご覧いただきたいと思います。
この1枚目に、今から分科会長からご報告いただきます内容も含めまして、次回改定に向けたDPC制度に係る対応を要する事項をまとめております。1ポツ、(1)から(4)までございます。
基本的にはこういった内容について、次回改定までに一定の結論を得る必要があると、こういうことでございます。(1)(2)(3)は診療報酬に関わる話でございます。
(4)は、DPCは基本的にデータに基づく診療報酬制度で、改定に伴ってさまざまな対応をしますので、調査の枠組みに関します変更という趣旨で、これも書いてございます。
(1)(2)(3)、通常、DPCの改定をこれまで何度か行っておりますけれども、実質的に(1)(2)(3)につきましては、診断群分類、あるいはさまざまな算定ルールの見直しを行っておりますが、特に24改定に向けて、22年前回改定から含めて「調整係数」の見直しにかかる対応を行っております。
調整係数の見直しについて、(1)にまとめておりますが、①と②に分けてございまして、①が制度の考え方とか、基本的な評価項目の整理。②が、改定率等、定まって、実際の診療報酬に関わる設定が必要だと、こういう趣旨でございます。
このような課題があるという前提で、DPC評価分科会のほうで、特に「調整係数」の見直しにかかる対応と、それから高額薬剤にかかる対応につきまして検討をお願いしておりますので、小山分科会長のほうから、その検討結果について報告を頂くということになっております。事務局からはまずは以上です。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
それでは小山分科会長、よろしくお願いいたします。
【目次】
P2 → 検討を要する事項の概要
P3 → 中間報告の概要
P4 → 医療機関群設定の概要
P5 → 医療機関群の設定方針案
P6 → 考え方 ① ─ 大学病院本院
P7 → 考え方 ② ─ 大学病院本院以外
P8 → 考え方 ③ ─ 医師に対する研修
P9 → 考え方 ④ ─ 高度な医療技術
P10 → 考え方 ⑤ ─ 重症患者に対する診療
P11 → 関連する論点等
P12 → 今後の対応 ①
P13 → 今後の対応 ②
P14 → 今後の対応 ③
P15 → 今後の対応 ④
P16 → 今後の対応 ⑤