平成24年改定に向けたDPC制度に係る今後の対応 (上)
■ 中間報告の概要
[小山信彌分科会長(東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長)]
はい、分科会長を仰せつかっております小山と申します。よろしくお願いいたします。それでは、ご報告をさせていただきます。
まず、お手元に中医協の「総─3─2」と、「3─3」をご用意いただければと思います。
それでは、「総─3─2」から説明させていただきます。
まず1ページ目でありますけども、概要であります。前回、ここに報告をしたのが今年の1月21日であります。その時の確認事項として、点線で囲まれております。
精神病棟への対象拡大は、現時点では行わない。
1人当たりの入院方式(ママ)には、今回は算定しないけど、引き続き検討をする。
それから3番目として、調整係数見直し後の医療機関別係数のあり方については、実際のデータに基づく検証結果を踏まえながら、具体的な医療機関群のあり方を検討する、
ということを報告させていただきました。それ以降、6回のDPC評価分科会を開かせていただきました。今回、報告するのは2点でございます。
まず①、調整係数見直し後の医療機関別係数に関わる医療機関群の設定について、
それから②といたしまして、高額薬剤等に関わる具体的な対応について、
この2点について、6回の検討会を開かせていただきまして、分科会としての一定の見解を得ましたので、中間報告として取りまとめて今日報告するということになりました。
【目次】
P2 → 検討を要する事項の概要
P3 → 中間報告の概要
P4 → 医療機関群設定の概要
P5 → 医療機関群の設定方針案
P6 → 考え方 ① ─ 大学病院本院
P7 → 考え方 ② ─ 大学病院本院以外
P8 → 考え方 ③ ─ 医師に対する研修
P9 → 考え方 ④ ─ 高度な医療技術
P10 → 考え方 ⑤ ─ 重症患者に対する診療
P11 → 関連する論点等
P12 → 今後の対応 ①
P13 → 今後の対応 ②
P14 → 今後の対応 ③
P15 → 今後の対応 ④
P16 → 今後の対応 ⑤