平成24年改定に向けたDPC制度に係る今後の対応 (上)
■ 考え方 ④ ─ 高度な医療技術
[小山信彌分科会長(東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長)]
4つ目の丸でありますけれども、医療技術の難易度と「医師密度」にかかるデータは、「3─3」の14から17ページにさまざま書いてあります。例えばですね、15ページをご覧ください。、
15ページはですね、外保連試案に基づきまして、手術1件当たりの難易度と「医師密度」との関係を集計しております。
外保連試案というのはご存知のように前回の改定で、難易度がA、B、C、D、Eまでありまして、そういう分類がなされておりますけれども、このところを検討いたしますと、「医師密度」が高くなるにつれて、手術1件当たりの難易度が高くなってきているということで、より医師の配置が多く求められるような難易度の高い手術が行われているということが示されております。
17ページをご覧ください。
17ページは、手術指数と「診療密度」の関係を見ており、より医師の配置が多く求められるような難易度の高い手術を行っている施設ほど、「診療密度」が高いというような傾向が見てとれます。
【目次】
P2 → 検討を要する事項の概要
P3 → 中間報告の概要
P4 → 医療機関群設定の概要
P5 → 医療機関群の設定方針案
P6 → 考え方 ① ─ 大学病院本院
P7 → 考え方 ② ─ 大学病院本院以外
P8 → 考え方 ③ ─ 医師に対する研修
P9 → 考え方 ④ ─ 高度な医療技術
P10 → 考え方 ⑤ ─ 重症患者に対する診療
P11 → 関連する論点等
P12 → 今後の対応 ①
P13 → 今後の対応 ②
P14 → 今後の対応 ③
P15 → 今後の対応 ④
P16 → 今後の対応 ⑤