いのちの授業〜がんを通して

「いのち」の大切さや自分の生き方を考えてもらうきっかけづくりとして、
中学生を対象に、医師と患者(元・患者)の2名をメイン講師として平成23年度から実施している授業です。

異なる立場ながら、日々「いのち」と向き合っている講師の思いや考えをじっくりと聴いてもらい、自分のこととして考えてもらいたい。人生のヒントになることが見つかるかもしれないし、将来、医師や看護師などの医療従事者を志す生徒が出てくるかもしれない。日常生活の中で活かすことのできるものを見つけてもらえたらそれで良いのではないだろうか。そんな思いから始まった企画です。

令和5年度終了時点で13年が経過し、都内57校、千葉県内1校、埼玉県内1校、合計59校で19,000人あまりの生徒さんに「いのち」について考える機会を提供して参りました。コロナ禍の中でも着実に活動を継続し、令和4年度には小笠原村の2中学校を対象とする完全リモート授業も展開した実績を有します。令和6年度も実施の方向で検討しているところです。

『いのちの授業』のご紹介、授業の実施、お問い合わせについて
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先週の土曜日、6月20日に町田市立南成瀬中学校にて、今年度2回目の授業を実施しました。

吉野さんが晴れオンナであることに加えて、大塚製薬株式会社からオブザーバーとしてご参加くださった部長さんも晴れオンナとのこと。

前日までのぐずついた天気とは打って変わって、晴れた朝を迎えることができ、まずはホッとしました。

2年目からは毎年1校ずつ大規模校(生徒数450名以上)が含まれるようになっていますが、今回の学校はその中でも最大規模校の1つです。しかしながら、聞くところによると、町田市には全部で20の中学校があり、全校生徒600名というのは決して最大規模ではなく、800名を超える学校もあるとのことでした。私たちが授業を実施できる限界は、これまでの経験と通常の体育館のキャパから650名といったところです。

生徒席の後方には保護者や近隣関係者の席も設けられていましたが、我々が入場する段階でほぼ満席となっており、急遽パイプ椅子を足していただくこととなりました。正確な人数は後日把握させていただくことになるのですが、100名程度の出席者があったとのことでした。これまでで最多です。

合計700人を相手にするとなると、とにかく最初から気合を入れて臨むことが大切になります。特に意識をしていたわけではないのですが、授業後大塚製薬株式会社からのオブザーバーのお一人から、「いや~、最初から気合が入っているのがよく分かりました」と言っていただくことができ、おそらく5年目を迎え、体が勝手にそう動くようになってきているのだろうと思った次第です。

前回の小金井市立東中学校では、改訂版最新バージョンでの初回ということもあり、少し時間的に間延びした感が否めなかったのですが、多少予定時間をオーバーはしたものの、前回よりコンパクトに、より充実した授業を提供できたと思っています。

その要因の一つは、生徒の反応が前回実施校よりよかったことにあります。私が担当する導入部において、3回ほど挙手を求める部分があるのですが、三者択一の質問2回に対しては迷うことなく手を挙げてくれたこと、発言を求める質問1回に対しても3年生の男子生徒がすぐに応じてくれたこと、これが導入部での授業の流れをスムーズにするうえで大きな役割を果たしたことは間違いありません。

久住さんによる「がんに関する基本説明」と「なぜ医師を志したのか」という第一部、吉野さんに「がんと闘いながらの様々な活動やそれを支える思い」を語っていただく第二部に続いて、生徒からの質問に講師が答える「質問コーナー」としての第三部。

とにかく3年生の活発さが目立ちました。質問後半では1年生2人と2年生1人も発言してくれましたが、3年生の中には時間の関係でチャンスを与えられなかった生徒も複数おり、その点に関しては大変申し訳ないと思っています。学校の授業枠の中で実施する限り、常に時間的な束縛があり、いかんともしがたいのも事実です。

生徒の数が多いと収拾がつかなくなるのでは? というようなことをご心配の向きもあるかもしれませんが、日常から多くの仲間と学校生活を送っている生徒の方が積極性があるように見受けられます。

そう言えば、今回は思いもよらないことが起こりましたので、最後にそれを付け加えさせていただきます。

とある3年生の男子生徒に質問のマイクが渡った時です。
「名前の由来は何ですか?」
「それは誰に対する質問ですが、久住さんでしょうか、野さんでしょうか?」
「えーっと、さとしさんにです」
「えっ、私にですか! 初めて私に質問が来ました」

というようなこともあり、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。

次回は7月11日(土)に稲城市立稲城第二中学校で実施いたします。

またもやお天気が心配なのですが、明日6月20日(土)、町田市立南成瀬中学校での授業となります。

6月6日(土)第1回から7月11日(土)第3回までは、2週間おきに連続での授業となります。

明日の学校は、全校生徒約600名という大規模校ですので、蒸し暑いのが一番の敵となります。

過去にもその規模の学校で実施したことはありますので、授業の進行そのものに対しては心配していないのですが、体育館後方の窓を開けられるかどうかで空気の流れが大きく変わりますので、雨だけは降らないで! と願うばかりです。

初回の小金井市立東中学校からのアンケートについては、現在取りまとめを行っているところですので、近いうちに結果をご紹介できるかと思います。

それでは、行ってまいります。

ご報告が遅くなりまして申し訳ございません。

6月6日(土)、私が千葉県市川市の自宅を出る時にはまだ雨がパラパラと降っておりましたが、JR中央線の東小金井駅に降りた時点では晴れ間がのぞいていました。

後で吉野さんから、「川口さんがサイトに書いていらっしゃるのを読んで、頑張って雨を追いやらないと、って思ってました」とのお言葉をいただきました。

私自身雨が嫌いなこともあり、天気が悪いと気分的にもジメっとしますし、かと言って暑過ぎるのもご勘弁いただきたく、100%の環境で実施できることはなかなかないのですが、この日はちょうどよい感じになりました。

さて、授業の方は280名程度の生徒さんを対象に実施したのですが、東京都では「道徳授業地区公開講座」というのを各校必ず実施しなければならず、「公開」ですので保護者と思われる方が30名程度一緒に聴いてくださっていました。

今年度実施する学校は、5校すべてで「道徳授業地区公開講座」の位置づけとなりますので、保護者や近隣関係者の方にもできる限り多くご参加いただけると幸いです。

今回は、昨年度までの内容をさらにバージョンアップさせ、より充実した内容で実施した授業のお披露目となりました。

新たに、久住さんが医師を志した理由を少しお話ししてくださり、生徒さんたちも興味深く聴いてくれたようです。

全体の流れとしては、
1 導入(川口担当)
2 第一部ーがんは身近なもの?(久住担当)
3 第二部ーがんを経験して(吉野担当)
4 質問コーナー
の4部構成になっています。

全体で75分程度、そのうち約半分は吉野さんのお話を聴くスタイルになっていますが、同じ人間が話し続けることで飽きがこないように、さらに時間管理をしやすくするために、第二部は私が吉野さんにインタビューするような形式で進めています。

時間的には予定より少し長引いてしまったのですが、予定した内容をすべて盛り込むことはできましたし、生徒さんからの質問も出ましたので、無事に終了と言ってよろしいかと思います。

生徒さんたちには事前と事後にアンケート記入をお願いしていますので、それを分析することで私たちの授業がどのような効果をもたらしたのか、ある程度把握することができると思います。

また、先生方にもアンケートをお願いしてありますので、それらが回収されこちらに届いた際に、結果についてもご報告をさせていただきます。

次回は6月20日(土)9:45~11:35、町田市立南成瀬中学校で約600人の生徒さんを相手に実施いたします。

明日、6月6日(土)2~3時間目(9:50~11:40)に、小金井市立東中学校で今年度最初の授業を実施します。
5年前の平成22年11月に「いのちの授業」パイロット版を実施した学校ですが、実際にプログラムがスタートした平成23年度以降、お礼奉公をしないままになっておりました。
現在お見せできるベストバージョンを展開させていただきます。
お天気が心配ではありますが、吉野ゆりえさんのパワーが雨を遠ざける可能性に期待しています。

「いのちの授業」サイトを公開いたしました。

これからもどうぞよろしくお願い致します。
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