いのちの授業〜がんを通して

「いのち」の大切さや自分の生き方を考えてもらうきっかけづくりとして、
中学生を対象に、医師と患者の2名をメイン講師として平成23年度から実施している授業です。

異なる立場ながら、日々「いのち」と向き合っている講師の思いや考えをじっくりと聴いてもらい、自分のこととして考えてもらいたい。人生のヒントになることが見つかるかもしれないし、将来、医師や看護師などの医療従事者を志す生徒が出てくるかもしれない。日常生活の中で活かすことのできるものを見つけてもらえたらそれで良いのではないだろうか。そんな思いから始まった企画です。

平成29年度終了時点で7年が経過し、都内33校、千葉県内1校、合計34校で12,000名を超える生徒さんに「いのち」について考える機会を提供して参りました。

『いのちの授業』のご紹介、授業の実施、お問い合わせについて
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皆様 新年、明けましておめでとうございます。

年末は何かとバタバタとしておりご報告が遅れてしまいましたが、先月21日に実施した関係者による検討会の結果をお知らせいたします。

結論から申しますと、来年度も「いのちの授業」を継続していくこととなりました。

患者側講師をお務めいただいていた吉野ゆりえさんが昨年7月にお亡くなりになり、2学期実施3校においては、それまでの吉野さんのお話の中から、特に生徒さんたちに聴いて考えてもらいたいことを映像編集して授業を展開したことは既にご紹介した通りですが、いつまでもその形式を踏襲することは無理があることから、今後どのような組み立てをするのかについて意見交換をしました。

そもそものコンセプトが、医療従事者側講師と患者側講師のお二人にお話しいただくことで、「生きた情報を提供し、本物の声を聴いてもらい、偏りのない知識や考え方を身に着けてもらいたい」ということですので、患者側講師を新たに探していく必要があるということで方向性が定まりました。

授業を通して伝えたいメッセージは、『「生命」の尊さについて考えてほしい』ということと、『「生き方」のヒントを見つけてほしい』ということですので、患者側講師の役割は非常に大きなものと言えますが、吉野さんのように、前向きな気持ちを保ちつつ様々な活動に従事され、それを自分の言葉できちんと伝えることのできる方はそう容易くは出てこないであろう、という点でも関係者の思いは同じであり、患者側講師候補を複数名挙げていくことになりました。

「いのちの授業~がんを通して」というタイトルで実施している事業ですので、「がん」の患者さんの中から講師をお願いできそうな方を探していくことになったのですが、患者団体の代弁者のようなお話をされても生徒さんたちにはピンとこないでしょうし、授業の目的も狂う可能性が大きいことから、あくまでも個人として患者の立場でお話をしてくださる方、という条件を付すことになりました。

そんな方が見つかるのか? という疑問もおありかと思いますが、やってみもせず最初からあきらめるのでは、私たちが吉野さんと一緒に活動してきたことの意義がなくなってしまうことになります。

私たちが(少なくとも私個人が)吉野さんとの活動から勉強させていただいたのは、「やれることはやってみる」ということです。

個人的には、そのような患者さんを存じ上げてはいませんが、協賛企業である大塚製薬の関係者がイベント等で接触した方、医療従事者側講師である久住英二氏がご存じの方を中心に、候補者選びをしていくこととなりました。

一つ問題なのは、学校行事に組み込んでいただくためには、概ね2月中には実施校を確定させる必要があるということです。

つまり、その段階ではまだ患者側講師は確定していない可能性が高いこと、仮に確定に近づいているとしてもその方々が4月から始まる授業までに具体的なお話を準備できるかということ、など不確定要素を抱えたまま学校行事に組み込んでいただく必要があるということになります。

今年度2学期実施3校での授業を通し、映像に字幕を入れることで吉野さんのメッセージがかなりしっかりと伝わることが実証されましたので、患者側講師の準備が整うまではその形式での授業実施になること、準備が整えばその段階で患者側講師による生の声での授業が実施できることをご理解いただきつつ、希望校を募っていくこととなりました。

新たに患者側講師となっていただく方々が来年度当初には準備が整わない場合、その方々には実際の授業を見学していただき、ご自分のお話を組み立てる参考にしていただく予定でもおります。

平成27年4月に東京都教育庁から区市町村教育委員会に通知のあった「学校におけるがん教育の在り方について」(別添:学校におけるがん教育の在り方について 報告 平成27年3月 「がん教育」の在り方に関する検討会)<以下URL>に記載されている内容と私たちが実施してきた授業とは合致する部分も多く、「がん教育」としての一面も持ち合わせておりますが、生徒さんたちが『「生命」の尊さについて考え、「生き方」について考えるヒントを見つけていくこと』があくまでも私たちの授業目的であることをご理解いただきたいと思っております。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/__icsFiles/afieldfile/2016/04/22/1369993_1_1.pdf#search=%27%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%8C%E3%82%93%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E5%9C%A8%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%27

当記事をお読みになり、ご興味ご関心がおありの向きは、まずお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

お問い合わせは、以下のメールアドレスあてにお願いいたします。

satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jp
株式会社ロハス・メディカル・ジャパン
代表取締役 川口 利(さとし)
「いのちの授業~がんを通して」事務局

明日、関係者で今年度の「いのちの授業~がんを通して」の総括をした後、来年度の方針を話し合うことになっている旨、前回のブログでお伝えしました。

明日の準備も兼ねて、2学期に実施した3校の実施後アンケートに目を通し、生徒たちがどのような受け止め方をしてくれたのかを探りました。

いのちの大切さが分かった、自分も吉野さんのように前向きに考えていきたい、がんが身近な病気であることが分かった、というような感想が複数見られました。

皆さんによくお分かりいただけるように、生徒の感想をそのままご紹介させていただきます。誤字は修正してありますが、漢字や平仮名については書いてある通りに記載させていただきますので、ご了承ください。

・がんになっていても、生きる希望をもち、必死に頑張っている人がいると分かりました。自分も、できることを探して、それに一生懸命取り組んでいきたいです。(貫井1年男子)
・私たちが今生きていることは、すごいことなんだと思った。私もいつも生きていて楽しいと思っているわけではなく、現実から逃げたくなるようなことがたくさんあるけれど、尊い命は守りたいと思った。私は心の中でとてもネガティブなので、吉野さんのように希望を持って生きられるようにしたいと思った。(貫井1年女子)
・たとえ、「がん」などの病気にかかったとしても、吉野さんのように、自分の道へ進む勇気・心を大切にしたほうがいいと思った。もし、途中で苦しくなっても、支えてくれる周りの人が助けてくれると思うから。(貫井1年女子)
・今まで、「遠い未来のことだろう」と思っていたけど、この命の授業を受けて、すごく身近に感じました。それと、ガンの苦しさなども知れると同時に、それを苦しいで終わらせるのか、自分に出来ることをやり、くいを残すことのなく終わりをむかえるの(か)は、自分しだいということを学びました。(貫井2年男子)
・Living in the world is more important than everything. We must love and take care of our Lives to realize the importance of lives.(貫井2年女子)
・生きている事は当然ではない事。奇跡が重なって私達の命が生まれたのだと思います。この「いのち」の重さを今回の"いのちの授業"で理解する事が出来ました。なので、これからは命には重さがある事を考えていこうと思います。(貫井2年女子)
・吉野さんが伝えたかったがんのことがとても伝わりました。がんを背負いながらもがんのことを伝えていのちの尊さを分かってほしいという願いを伝える授業は、吉野さん自身からはなかったけど、ビデオなどみて、しっかり伝わりました。(貫井2年男子)
・命をかけて吉野さんが伝えようとしていたのはどんな事だったのか考えさせられた。長く生きる事が重要なのではなく、生きている間にどれだけの事ができるかが大切なのだと感じた。(貫井2年男子)
・人が目標をもって生きることのすばらしさを感じました。どうしても「死」ということはこわくて考えられないけれど、少しでも今、生きているということにありがたさを持てました。(貫井2年女子)
・私も、中学に入ってから何度か親しい人の死を経験しているので、この授業の重みはよく分かった。よく、何も考えず、すぐ「死ね」などという人がいるけれど、その言葉の持つ意味をよく考えてみてほしいし、少しは考えてくれたのではないかと思う。(貫井3年女子)
・いのちは簡単に捨ててはいけないことは前からはわかっていましたが、今回話を聞いて何か他人のためにしたいと思うようになりました。(貫井3年女子)
・私は母ががん治療中なので、生死に関わるようなものではないのですが、できるだけサポートしていこうと思いました。いのちは大切にしようと思いました。(貫井3年女子)

・人間の「いのち」についてよく考えることができました。私にしかできないことを見つけて、1つのことを一生けん命できようにしたいです。(荒川五1年女子)
・大切な命を自分は持っているので、自分にしかできないことをしていきたいと思った。(荒川五1年男子)
・もし急に病気になって、どうしてもしたかったことができなくならないように、今のうちからある程度叶えておきたいと思った。時間は有限。(荒川五2年女子)
・今年の6月に、病院からでもメッセージを伝えようとした吉野さんの決意の強さと優しさに感動しました。私も、自分にできる事を探して、今を一生懸命生きようと思います。(荒川五2年女子)
・最初は自分が生きていることはふつうかなと思っていましたが、いのちの授業を通し、そんなことはないなと思いました。1日を大切にし、感謝しながら生きていこうと思いました。(荒川五2年女子)
・親と(授業をことを)話しました。授業が参加形の授業だったので、とても分かりやすく病気の事などが学べました。(荒川五3年女子)
・いのちの授業を受け、いのちの大切さ、1つ1つの命のとおとさをあらためて感じた。何があっても自殺などしてはいけないと思う。(荒川五3年女子)
・生命の尊さについて実感した。これから自分になにができるか考えていこうと思った。(荒川五3年男子)
・がんが生き方をかえるんだと思った。(荒川五3年女子)
・世の中には生死がぎりぎりの人が多くいると思う。その人たちのために私たちは今、なにができるのか考えたい。(荒川五3年男子)

・生と死について改めて家族と考えました。ありがとうございました。(小金井南1年男子)
・何度も壁にぶつかりながらも、強く生き抜いた吉野さんの心を完全に分かる事はできなくても、きっと言葉では表せない程の苦しみの中で希望を見出した吉野さんは強い人だと思いました。そして、がんのメカニズムなども分かりやすく教えていただいて、笑いではない方で面白かったです。改めて、いのちの大切さを考えました。(小金井南1年女子)
・5年生存率7%と言われたにもかかわらず自分ができることをさがし、見つけ、それを生きがいとしている姿がとてもかっこよく見えました。(小金井南1年女子)
・自殺という手段を絶対に考えない。(小金井南1年男子)
・何のために生きているのか、自分に何ができるのか、分からなくなることがある。今回の授業を通して、ゆっくり考えていこうと思った。今は精一杯生きたい。(小金井南2年女子)
・辛いのに、自分のできることをしっかりみつけて、それを頑張っているのはすごいと思った。かっこいいと思った。来れなかったのは残念だったけど、すごい勉強になったと思た。自分しかできないことを見つけたいと思った!(小金井南2年女子)
・命は当たり前じゃない。「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぶ」(小金井南3年女子)
・もし、自分が同じ立場なら、病室から授業なんて、弱っている姿を見られるのは嫌だから、やらないと思った。それだけ、一人でも多くの人に知ってもらおうとしていることがよく分かったし、これから、自分も広げていきたい。(小金井南3年女子)
・私は生きていることが当然で、命があるのがあたり前だと思っていたけれど、もっと命を大切にして、明日死ぬという気持ちで生きようと思った。(小金井南3年女子)
・命の大切さやどんなに辛いことがあってもあきらめずに立ち向かってみようという気になった。(小金井南3年男子)
・がんやその他の重い病にかかったとき、自分との向き合い方でその先が左右されるのだとあらためて思った。(小金井南3年女子)

いかがでしょうか? ご紹介したのは生徒たちの感想のごく一部ですが、私たちが伝えたかったことは吉野さんご本人がいらっしゃらない状況の中でもきちんと受け止めてくれたようです。

来年度どうなるのか、決まりましたらお知らせいたします。


前回投稿させていただいた小金井市立南中学校での授業をもって、今年度の「いのちの授業~がんを通して」はすべて終了しました。先週、最後のアンケート集計も終わり良い反応が出たことにホッとしているところです。

既にご存じの通り、今年度の最初の2回(5月と6月に実施)では、吉野ゆりえさんが直接生徒さんたちにお話をしてくださいましたが、7月30日に吉野さんがお亡くなりになり、後半3回は過去の授業を映像資料として使いながらの展開となりましたので、生徒さんたちの反応が非常に気にかかりました。

10月実施の2校では、音声が悪かったわりにはまずまずの反応が得られたように思いますが、最終回は字幕を入れたことが功を奏したようで、吉野さんが直接お話をされた時と遜色ない反応だったように感じています。ビデオ講師という位置づけで授業にご参加いただいた吉野さんに対して、感謝の言葉が寄せられたことは大きな成果でした。

先生方からは、当日出席された全員がアンケートに回答してくださり、かなり高いご評価をいただきました。先生方全員が回答をお寄せくださった例は、過去に1校だけあったように記憶しておりますが、学校全体での意識の高さを示していると深く感謝申し上げる次第です。

来年度どのようにするのか、事業を継続するのか、吉野さんがお亡くなりになったことで打ち切りにするのか、継続するならどのような方針で進めていくのか、については今月の21日に関係者で打ち合わせをすることになっています。

本日午後、5~6時限目に小金井市立南中学校で今年度最後の「いのちの授業~がんを通して」を実施しました。

10月に実施した2校では、吉野ゆりえさんの過去の授業映像に付いている音声が聴き取りにくいという先生方からのご指摘があったため、今回は字幕を入れました。

また、技術科の先生が、パソコンのイヤフォンジャックから体育館のスピーカーに直接出力できるようにしてくださっていました。

結果的に、生徒さんたちの理解度も格段に上がったのではないかと思われます。

今日一番感動したのは、質問コーナーで感想を述べてくれた生徒さんが2名いたことでした。

3年生の男子生徒は、「志望高校のことでの悩みがあるのだが、吉野さんの話を聴いて勇気づけられたので感謝したい」と話してくれ、3年生の女子生徒は、「将来医療系の仕事に就いて他人の役に立ちたいと思っている」と決意表明をしてくれました。

また、授業最後の講師からのメッセージ部分で、吉野さんは常に「明日死ぬかのように生き 永遠に生きるかのように学ぶ」というガンジーの言葉を自分の解釈を加えながら紹介してくださっており、今回も映像でではありますが、そのメッセージを生徒さんたちに聴いてもらいました。

何と、「今日はありがとうございました」という吉野さんの言葉の後に拍手が沸き起こったのです。

思わず熱いものが込み上げてきました。

吉野さんがお亡くなりになってから3回目の授業を迎え、吉野さんご不在の授業として最善のものを提供すべく臨んだつもりでおり、それが生徒さんたちに伝わったような気がしています。

大変残念だったのは、ビデオ撮影を学校側が忘れてしまっており、今日の授業が映像として残らなかったことです。

今日の会場での直前準備に追われ、確認しなかったことを私の方でも深く反省しています。

今年度の授業は、医療従事者側講師の久住英二さんや、協賛企業である大塚製薬株式会社のご担当者からの多大なるお力添えをいただき、何とか無事に終了させることができました。

来年度はどうしていくのか? そのことについて近々打ち合わせをすることになります。

方向性が定まりましたら、お知らせしたいと考えております。

本日は、先週の練馬区立貫井中学校に続いて荒川区立第五中学校での「いのちの授業~がんを通して」を実施しました。

体育館が京成電鉄の高架線路脇に建っている関係上、3分に1回程度「ガー、ガタンゴトン」という音が聞こえてきます。

先週課題として残った音声については、大塚製薬株式会社にもご協力いただき、小型スピーカーをご持参いただいたのですが、直前の会場テストでは、学校側にご用意いただいたスピーカーが最適であることが分かり、そちらの音声をマイクを通さず聴いてもらうことで進めました。

全体的には、3年生の男子生徒が活発でよく反応してくれたため、スムーズに進めることができました。

ただ、映像が途中で数秒間止まったりというハプニングもありましたので、次回11月の授業に向けて再調整したいと思います。

何と、授業後に給食をいただきました。

私が中学生の時には給食ではなく弁当持参でしたので、小学校時代の記憶しか残っていませんが、給食も随分と進化してきているようで、大変おいしくいただきました。

次回今年度最後の授業は、11月12日(土)小金井市立南中学校で実施します。

準備を整えたいと思います。

吉野ゆりえさんが「いのちの授業~がんを通して」でお話しになっている映像をYouTubeにアップさせていただき、在りし日のご雄姿を多くの方々に観ていただこうと考えていることを先日お話しさせていただきました。

「いのちの授業~がんを通して」本番への準備、その他ロハス・メディカル関連の業務等で、まだ準備ができずにおります。

まずは、作業が遅れておりますことをお詫び申し上げますとともに、決して忘れているわけではございませんので、少し気長にお待ちいただけますようお願い申し上げる次第です。

本日、吉野ゆりえさんが亡くなってから最初の授業を練馬区立貫井中学校で行いました。

8月末に授業関係者で打ち合わせを実施し、2学期3校での実施方針を検討しました。

これまで、約半分の時間を担当していただいていた、いわば「いのちの授業~がんを通して」のメインキャストであった吉野さんが亡くなり、その部分をどう展開するのかが最大の課題となったことは言うまでもありません。

幸い、各校に吉野さんの訃報を連絡し、予定していた授業内容とは大きな変更点が出ることへのご理解を求めた際に、学校との間で問題が発生することはありませんでしたが、実施側である私たちは途方に暮れていたというのが本当のところです。

結論としては、これまでの授業映像の中から、吉野さんにフォーカスしたシーンを選び、本当に必要な部分を短い映像に編集し、適宜私が補足説明を加えるということになりました。

今日の授業では、これまで吉野さんご本人に直接お話をしていただいていた第二部「がんを経験して」をその形式で実施しました。

授業の進行そのものに大きな不手際があったとは思いませんが、映像に付随している音声がかなり聴き取りにくかったようです。

映像を観てもらう狙いは、直接にではないにしろ、吉野さんからのメッセージを生徒さんたちに聴いてもらい、感じてもらい、考えてもらうことですので、音声は極めて重要な要素となります。

学校の体育館の音響設備上致し方のない部分も残りはするのですが、今日の授業後関係者で改善策を検討し、可能な限り善処したうえで来週の土曜日、10月15日荒川区立第五中学校での授業に臨むこととしました。

練馬区立貫井中学校の生徒さんたちは、事前訪問で授業を見せていただいた時にも非常に熱心であったのと同様、今日の授業に対しても積極的かつ真剣に取り組んでくれましたので、それが大きな助けとなりました。

吉野さんがいらっしゃらない授業を初めて経験して複雑な心境ながら、今日実施できたことで少しホッとしたというのも本音です。

今年度の残り2回、吉野さんの分も精一杯頑張りたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様

大変に悲しく、残念なお知らせをさせていただくこととなってしまいました。

6年間にわたり「いのちの授業」の患者側講師をお務めいただいておりました吉野ゆりえさんが、7月30日(土)にお亡くなりになりました。

私たち授業関係者にとりまして、断腸の思いですが、吉野さんのこれまでのお力添えに深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

サルコーマ(肉腫)という希少がんの告知を受け、5年生存率7%という状況をも乗り越えて、様々な活動を展開されながら今年の2月に11年生存を達成されたのでしたが、今年に入ってからは体調のお悪い日が多かったようです。

今年5月、国分寺市立第二中学校では酸素ボンベを携帯のうえ授業をされたこと、6月の羽村市立羽村第二中学校では、ドクターストップにより病室からのスカイプ中継による授業となったことは既にご報告させていただきましたが、その後も入院治療を続けてこられていました。

2学期に入ってから実施される授業でもご一緒できると信じておりましたが、かなわぬ願いとなってしまい、残念で仕方がありません。

吉野さんが、毎回授業の最後に生徒さんたちへのメッセージとして伝えてくださっていた「明日死ぬかのように生き永遠に生きるかのように学ぶ」というガンジーの言葉、吉野さんご自身の生き方を象徴するものだったのだと思います。

吉野ゆりえさん、本当にありがとうございました。

どうぞ、安らかにゆっくりとお休みください。

私たちは、決してあなたのことを忘れません。

7月9日(土)に実施予定であった練馬区立貫井中学校での授業は、諸般の事情により10月8日(土)に変更となっておりますので、ご連絡申し上げます。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願い申し上げます。

本日、今年度2校目に当たる羽村市立羽村第二中学校での授業を実施しました。

本来なら、実施予告を入れるはずだったのですが、少々バタバタしていたことから実施報告のみになりました。

と言うのも、実は先週の金曜日に吉野さんが緊急入院され、今日の授業に参加できるかどうか微妙な状況にあったからです。

ご本人は参加の方向で検討され、私の方でも校内移動用の車いすを業者から調達するなどして準備を進めたのですが、今週木曜日の午後にドクターストップがかかり、学校を訪問しての参加はかなわないこととなってしまいました。

今週のはじめから、過去に実施した授業のDVDを使うことも考えつつ、もし吉野さんが参加されない場合はどうするかを検討していましたが、ドクターストップがかかった時点でご本人から「Skypeで病室から参加できないだろうか」とのご提案がありました。

急遽Skypeのアカウントを取り、まず私のオフィスと吉野さんの病室との間での通信実験を試みたところ、何とかなりそうなことが分かりました。

実施校の副校長先生とも電話で何度もやり取りをして準備を整えていただきましたが、本当にうまくいくのかどうか、やってみないと分からないという不安な気持ちは残っていました。

通常は、スライドを使いながらご本人がその場で直接お話しになるわけですので、同じような状況を作り出すために、PCモニターを2分割してスライドとご本人のライブ映像の両方をPCから出力しプロジェクターを通してスクリーンに映し出すことにしましたが、その最終実験は今朝9時前からの会場における最終準備段階での実施となりました。

まず、Wi‐Fiによる体育館と病室間での通信が可能であることを確認した後(うまく繋がった時は本当にホッとしました)、プロジェクター映像の調整、音量調整、吉野さんとの最終打ち合わせ等、通常よりも確認項目が多く、かなりドキドキしながらの準備となりましたが、久住さんがサポートしてくださったため、ほぼ予定時間の範囲内でセッティング完了となりました。

授業の内容はこれまでと変わらないものの、吉野さんご本人がその場にはいらっしゃらないという状況のなか、生徒さんたちにも吉野さんの今のお姿が強い印象を与えたようで、変な話ですが、その場にいらっしゃる時よりもよく伝わっていたような気がしました。

生徒さんたちは、集中して吉野さんの話に耳を傾けてくれましたし、質問も各学年から満遍なく出され、今日はすべての質問が吉野さんに向けて発せられたものだったことも、これまでになかった特筆すべきことでした。

吉野さんが病室からでも参加の意思を表明してくださり、お体がきついなか最後までお務めくださったことに心から感謝したいと思います。

1学期での実施は今日で終了しましたが、今後実施する際に吉野さんがどのようなご容態であるのかは、その時になってみないと分からない部分がありますので、今日の実施形態も念頭に置きつつ、2学期に向けての準備をしていきたいと考えております。

今後とも引き続き皆様のご支援をお願い申し上げます。

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