高橋正也 独立行政法人労働安全衛生研究所作業条件適応研究グループ上席研究員
皆さんは手術を受けたことはありますか。不安な夜を過ごした翌朝、家族などに見送られながら、ストレッチャーに乗って手術室に向かいます。麻酔がかかるまでの間、執刀医の腕を信じ、よい状態で手術室から戻れるよう、祈ります。
患者と医療従事者の自律をサポートする院内情報誌『ロハス・メディカル』は、首都圏の基幹病院などに配置、正確で分かりやすい医療情報を発信しています。記事を無料公開中。
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特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。
高橋正也 独立行政法人労働安全衛生研究所作業条件適応研究グループ上席研究員
皆さんは手術を受けたことはありますか。不安な夜を過ごした翌朝、家族などに見送られながら、ストレッチャーに乗って手術室に向かいます。麻酔がかかるまでの間、執刀医の腕を信じ、よい状態で手術室から戻れるよう、祈ります。
政治不信が強まる一方です。政策の良し悪し以前に、政策がどうやって決められているのか、国民の目に見えないのも大きいと感じています。政治や行政への信頼を回復するには、よく見えるようにする必要があります。
高橋正也 独立行政法人労働安全衛生研究所作業条件適応研究グループ上席研究員
時計は24時間で一回りします。壊れていない限り、早く進んだり、遅くなったりすることはありません。ところが、ヨーロッパや米国では国の制度として、春に時計の針を1時間早くし、秋に遅くして戻すということをしています。海外への赴任や留学などで経験された方はご承知でしょうけれども、サマータイムです。わが国では戦後の一時期(昭和23年から4年間)を除いて行われていないので、多くの方にはなじみがないかもしれません。
患者の免疫細胞を使って 副作用少なく、がん抑制
(この記事は、九州メディカル2号に掲載されたものです) 皆さんがお住まいの九州には、日本の最先端、世界の最先端を行く医療施設がゴロゴロあります。ご存じだったでしょうか? まずは昨年7月に開所したばかりの九州大学先端医療イノベーションセンターをご紹介しましょう。
マスクを嫌う米国人 花粉症でもしない
反田篤志 そりた・あつし●医師。07年、東京大学医学部卒業。沖縄県立中部病院での初期研修を終え、09年7月から米国ニューヨークの病院で内科研修。
有床診療所を応援する国会議員連盟を4月4日に立ち上げました。日本型の医療を守っていくためですが、霞が関の体質を変えていくことにもなると思っています。
内科外来で普通に訊く 性生活の詳細
反田篤志 そりた・あつし●医師。07年、東京大学医学部卒業。沖縄県立中部病院での初期研修を終え、09年7月から米国ニューヨークの病院で内科研修。
がんが見つかった時、最初に検討される治療法は、丸ごと取り除いてしまう切除手術です。根治を期待できる代わりに、体を大きく切って開くので、患者の負担も大きなものでした。その負担を少しでも軽くしようとする「低侵襲」化の取り組みについて、隔月でご紹介していきます。今回は消化器がんについて、がん研有明病院の比企直樹・消化器外科医長にお話をうかがいました。
国は、病院で行われている慢性期医療を、在宅医療に移す政策を強力に進めています。この流れに取り残されず、在宅と病院の医療をうまく使いこなすには、情報収集が欠かせません。
高橋正也 独立行政法人労働安全衛生研究所作業条件適応研究グループ上席研究員
知り合いの教師によれば、朝から「疲れた」と訴える子供が多いそうです。しかも、だるそうに頬づえをつきながら、授業を聞く小学生もいると聞きます。1時間目が始まる前に校庭でいかに遊ぶかを登校の途中から考えていた頃とは、かなり違った印象があります。
体への負担少ない手術 ロボットを開発し実現
(この記事は、九州メディカル創刊号に掲載されたものです) 皆さんがお住まいの九州には、日本の最先端、世界の最先端を行く医療施設がゴロゴロあります。ご存じだったでしょうか? まずは昨年7月に開所したばかりの九州大学先端医療イノベーションセンターをご紹介しましょう。
深く浸透する薬物 病棟でも油断大敵
反田篤志 そりた・あつし●医師。07年、東京大学医学部卒業。沖縄県立中部病院での初期研修を終え、09年7月から米国ニューヨークの病院で内科研修。
がんは、遺伝子に異常を起こした細胞が、無限に増え続ける病気です。遺伝子の異常は大抵いくつも重なっていますが、なかにはそれ1個の働きを妨害するだけで、がんが増え続けられなくなるという根幹の異常遺伝子もあると分かってきました。
可能性が高いものとして注目されているのが、細胞分裂の際に働く「キナーゼ」という種類の酵素を作る遺伝子が無秩序に活性化する異常です。次々と酵素を作り出して、細胞分裂が止まらなくなります。逆に遺伝子由来の酵素の働きを妨げると、分裂は止まります。
そして遺伝子融合という異常を起こした場合に、無秩序な活性化をすることが多いようなのです。
遺伝子融合とは文字通り、2種類の遺伝子がそれぞれ途中でちぎれて、入れ替わってつながってしまうことです。がん細胞にだけ見られるようなキナーゼ遺伝子の融合があった場合、がんの根幹原因となっている可能性は高いのです。