医療事故調の地方説明会in仙台
大江
「今日は中国地方でも同テーマでやられているようで事前に打ち合わせもあったんだが、今この場だけで終わらせたら、何のために私たちが3時間もこの場に座っていたのか分からなくなる。現場から出た意見は、今後委員会を誕生させ育て上げて行くのに重要な意味を持つだろう。どう反映していくのか」
深田
「今日いろいろ聴かせていただいたことを含め各地域で聴いたことを現場の意見として検討会など議論の場で紹介していきながら対応していきたい。この制度は医療安全だけでなく、率直に言えば司法当局が医療まで入っていることに対して、医療者中心で仕切りをつくるというのが一つのポイントであり、それに加えて医療安全ももう少しキッチリやっていこう、さらに説明もキッチリやっていこうということ。現場からは、これが入ると今以上に委縮するという懸念が聞こえるが、そういうことではないんだと分かってもらえるように今後も説明していきたい」
最後の最後にとんでもないことを言った。もし本当に「医療者で仕切りを作るのが主たる目的の組織」になるんだったら、国民の1人として、そんなもの要らないと言いたいし、一般国民に対しても同じ説明をするんでしょうねと確かめたい。永井さんが怒らなかったのが不思議だ。
これだけ膨大な内容の討論のご紹介ありがとうございます。
>やはり「医療者」と「医療被害者」との対立を先鋭化させただけで、税金の間違った使い方と言わざるを得ない。やらない方がマシだったと思う。
まさしく御説のとおりだと思います。同じところをグルグルと言い合いしているだけで、数年前から全く進展しているとは思えません。
事あるごとに指摘されているように、医療事故調の目的が「医療安全の向上」なのか「責任の追及」なのか「医療事故の原因解明」なのか全く不明確なまま、つまり、根源的な議論の方向性を決めないまま、拡散した議論を垂れ流して回を重ねているのが現状だと思います。
あの制度設計で、「医療者の責任追及が目的でない」などと虚言を重ねられても、その戯言を信じて頑張って医療の現場を支えられる訳がありません。
「医療者」と「医療被害者」との対立も、迷走した議論から副次的に生じたものだと思います。議論をリセットして、「医療安全」を主題として対話を始めるしかないと思います。
>岡山の内科医先生
コメントありがとうございました。
本日のサンデープロジェクトで労働者派遣法成立のいきさつをレポートしており、非常に興味深い内容ではありましたが、問題が起きてから批判するというのは余りにも知恵のない話だと思います。できる前にきちんと報じることを続けていきたいと考えています。