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ニュース〜医療の今がわかる

医療区分3の患者が「適正化」される?-中医協慢性期分科会


■施設特性調査―病院
 
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0001.pdf
[事務局、佐々木健・保険局医療課課長補佐]
施設特性調査病院から、今回の集計結果の基本情報でございます。施設規模別の調査割合は、50床から99床のところが最大でございます。参考に下段に付けておりますのは、全国の実態といいますか、ご協力いただいた医療機関も含めまして、全体の医療機関の分布状況でを示しております。
 
2ページ目、「承認等の状況別施設数」でございます。地域医療支援病院等々、今回調査協力いただいた病院が取得されている承認の状況でございます。「入院基本料等加算施設数」、これは複数回答でございますけども、診療録管理体制加算等々ございまして、栄養管理実施加算が123と最多でございます。
 
3ページ目、「病床数の増減状況」でございます。こちらは2列ございますが、左側の列が医療療養病床数が減少した病院の状況でございます。この図を見ていただきますと、医療療養病床が245減少しておりますが、どちらに転床したかと見ますと、最大のものが回復期リハビリテーション病棟183。一般病棟の特殊疾患療養病棟が111で、障害者施設等入院基本料算定病棟と合わせますと173病床ということになっております。それから、医療療養病床が増加した病院で見ますと、全体として487増加しておりますけれども、どこから医療療養病床に来たかと申しますと、介護型療養病床が446となっておりまして、介護型療養病床からの増とういことでございます。
 
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0002.pdf
それから4ページ目「医療療養病棟における職員配置の変化」ということでして、(平成)20年2月と、21年2月を比較したものでございます。この図表5、6につきましては、特段配置の状況に目立った変化はないと見受けられます。
 
5、6ページをお願いします。こちらは「医療療養病棟における入院患者の構成の変化」というものをまとめたものでございます。図表7、これはどこからこの医療療養病棟とに来られたかを入院元別ということで、このパーセンテージをご覧になっていただきますと、最大は「院外の他の医療機関の一般病床」で39.1%の方が入院されています。2番目に大きいものとしましては、「自院の一般病床」から25.4%の方が来られていると。3番目としましては、これは合計を紹介しますが、一番上に「自宅」というのがございますが、これを両方足しますと16.1%。一般病床から、または自宅からが最多ということでございます。
 
6ページ目、これは再掲でございまして、「一般病床の併設がある、医療療養病床を持つ病院」の調査でございますが。これの特徴としましては、「院内」というところに、「自院の一般病床から」というところでございますが、先ほど全体では25.4%ということでございましたが、自院の中に持っているところだけを抽出しますと65%の方が自院の一般病床から来られているということでございます。
 
7、8ページでございます。7ページは「一般病床の併設なし」の場合の再掲でございますので、これは自院がないので、他の病院からの一般病床からが54.8%ということでございます。
 
8ページからは、医療療養病床からどこに退院されているかということを調べたものでございます、これに関しましては一番多いものが、一番下の行、合計の上の行でございますが、「死亡退院」が22.3%で最多。その次が「院外」というところの上二つの「自宅」というところを足しますと26%が自宅に戻られているということです。足しますと自宅の方が最多ということで、そういう傾向がございます。介護系の施設等や、「他の医療機関院の一般病床」は13.2%という状況でございます。
 
9、10ページです。これは先ほどご紹介した退院先のものの再掲で、一般病床の併設がある場合とない場合ということでございます。これに関しましての傾向としましては、先ほどのものと変わりないんですけども、一般病床の転出先の中にやはり「自院の一般病床」が多いというか、それ(自院の一般病床)がありますので、そこに行っておられるという傾向がございます。
 
あと、10ページの「一般病床併設なし」の場合、その分「他院の一般病床」に行っておられるということで出ているので、その傾向は変化ございません。
 
11、12ページは医療療養病床の入院時点の100床当たりの構成比ということでございます。12ページが退院直前の状態の構成比ということでございます。これに関しましては、入院基本料のABCDEと書いておりますが、これは下の米印(*)にあります通り、医療区分に直しますと下記の通りでございますので、再掲の欄でご説明させていただきます。20年2月と、21年2月を診ていただきますと医療区分の比率で見ますと、25%、40%、30%ということで、おおむね変化はございません。右側のその退院直前の状況というものを見ていただきますと、これもその区分ごとの比率は変わらないわけでございますが、11ページ、12ページを見比べていただきますと、同じ2月中の時点ということで比較しますと、医療区分1が平成20年2月は33.5%でございますのが、12ページの医療区分1は、2月は37.2%ということになっております。それから、医療区分2については、41.1%が30.7%になっておると。医療区分3が25%から32%ということで、医療区分1も増えているわけで若干病状がよくなっている方も増えている傾向でありますが、逆にその医療区分3が7%増えているということでございます。で、病状が重くなって死亡退院の方が多いという関係があるかもしれませんが、そういうことになっておるということでございます。
 
13ページお願いいたします。こちらは「医療療養病棟の入院経路別100床辺りの新入院患者の構成比」です。「他院よりの紹介」が50.3%と最大でございます。「自院からの入院」も27.4%ということです。今回「救急車による搬送」「緊急入院」というものもとらせていただいておりますが、各々1.1%、4.6%ということでございます。それから入院基本料の算定患者数の状況でございます。加算の算定状況でございますが、これに関しましては「褥瘡患者管理加算」「重症皮膚潰瘍管理加算」100床辺りではそれぞれ5.5、4.8ぐらいとっておりまして、後はご覧の通りということでございます。
 
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