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ニュース〜医療の今がわかる

医療区分3の患者が「適正化」される?-中医協慢性期分科会


 
9、10ページ、「退院の見通し」については、まだ入院中の患者さんについてデータをいただいておりますので、実際どうなったという転帰ではないですが、どうなるであろうかという病院側の推測でございます。これに関しては、特に傾向としては全病院、共通病院ともに18年調査と比べて大きく変動していることはございませんで、おおむね似たような傾向があるということで「退院見通しがない」というものが最多。「90日以内に退院できる見通しはないが受け皿があれば」というのが25.9%。全病院、共通病院ほぼ同様の傾向です。
 
11、12ページ。「退院の見通し」があるかどうかという質問のうちの再掲でございます。90日以内に退院できるという方については、どういうところに退院される予定かということですが、左側の全病院に関しましては、「自宅」で医療区分1が18%増加しており、全体で見ると62.9%が自宅で、これが増加しています。特別養護老人ホームとかの介護保険施設、これは次に多いんですけども、退院先としては減少という傾向です。共通病院の12ページを見ますと、自宅というのが増えていまして、その代わり特養は全体と同じで減少していますが、介護老人保健施設は増えているという傾向でございます。
全病院.JPG
共通病院1.JPG
13、14ページです。退院先の見通しのうち「受け皿ができれば(退院可能)」という方の場合でございますけども、全病院と共通病院で変化があったのは、全病院の方で特養が増えており、他の医療機関の療養病床は減っております。共通病院の方でいきますと自宅が減っておりまして、介護老人保健施設というのが増えています。これもどういうふうに考えるかというかは、ご議論いただきたいところとしましては、医療区分3であっても状況によっては介護系の施設に行けるというようなデータが出てきておるということは、どういうふうに見たらよいのかということは、専門的なご意見を、意見交換していただければと思っております。
 
15、16ページです。患者の状態、病態像に関して病名でとっております。たくさんございますので変化があるところは黒塗りになっておりますが、「糖尿病」が全病院共通で増えておりまして「慢性心不全」も増えているということです。あとは「脳出血」とか「脳梗塞」に関して、特に「脳出血」、両方とも減少です。「仮性球麻痺」に関しても減少という傾向です。
 
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