医療区分3の患者が「適正化」される?-中医協慢性期分科会
■患者特性調査―診療所
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0005.pdf
病院はそういうことで、最後は診療所です。診療所の方は、1ページはADL区分の状況です。これも医療区分2、3が減って1が増えている状況です。18年はこれほど詳細なものを取っておりませんでしたので、20年だけのデータのご紹介が続きます。
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0007.pdf
先ほどの変更点の関連だけですと、「脱水・発熱」「嘔吐・発熱」のところではこういう状況です。「酸素療法」に関しては、病院より若干多めの64.7%です。「他者に対する暴行」「うつ症状」はご覧の通り。
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0008.pdf
3、4ページの「入院の前の状況」ですが、施設調査とほぼ同じで「自宅」から来られる方が多いということです。次は「医療機関の一般病床」で、当然病床数が少ないので他院から来るということだと思います。「入院背景」というところは「疾病の急性期状態が安定した」からというのが最大で、「継続的なリハが必要」というのが2番目。「家族の希望」があるというのが一番多い。
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0009.pdf
4ページ「退院の見通し」ですが、これに関しても、「見通しがない」というのが最大で、「受け皿ができれば(退院可能)」というのが続くということです。退院先としましては「自宅」というのが本当に多いということです。退院先の見通しとしては再掲ですが、「受け皿が整えば(退院可能)」というところで見ますと、「自宅」または「介護系施設」ということです。
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0010.pdf
5ページ「疾患」に関しては比較できませんのでなんとも言いようがないですが、「糖尿病」「アルツハイマー以外の認知症」、それから「脳梗塞」が多いという傾向です。
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0011.pdf
6ページからは「感染症」「問題状況」とありますが、Nが少ないので参考に見ていただければということです。
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0012.pdf
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0013.pdf
7、8ページ、これもNが少ないですけど、リハビリテーションが必要でない方が半分くらいということとか、後はやっておられるのは運動器リハが診療所の場合は非常に多いということでございます。「処置・治療、身体抑制」に関しましては、病院とほぼ同様の状況ということです。