医療区分3の患者が「適正化」される?-中医協慢性期分科会
●http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0611-2a_0005.pdf
17、18ページです。「感染症」が図表17、19で、両方に特に変化はございませんので、ご高覧いただければと思います。「問題状況」の図表18、20では、発熱が減少。これは不思議なのですが、全病院は減少だが共通病院だと増加です。
19、20ページは「処置・治療」に関してですが、全病院ですと「胃ろう、腎ろう、人工肛門などのろうの処置」が減っておりますが、共通病院は増えております。「血糖調査」は出てきており、両方とも増えていると。「状態の安定性」ということに関してですが、「急性症状が発生したり、再燃した」というのが減少です。
20、21ページですが、「栄養摂取の方法」というところ、それは変更ないですが、今回ご紹介したいと思っているのが、「経管栄養」に関して、前回は「経管栄養」一括りでしたが、今回の調査は経管栄養は胃ろうと経鼻と胃ろうを除いたものと分けて、でデータ解析をやっていただけるという状況でございます。「リハビリテーション」に関して、図表26、29を見ていただきますと、全病院は「リハビリテーションが必要でない方」が増えていますが、共通病院は「リハビリテーションが必要」が減っている。維持期のリハに関しては全体的には減っておりますけえれども、共通病院は変化ありません。共通病院に関しては積極的なリハが必要な方というのはむしろ増えているという傾向が出ております。リハを要する状態、それから必要な日数に関してですが、変化がありますのは180日を超えているところが減少という傾向がございます。
23、24ページお願いいたします。リハビリテーションについてどういう項目を実際やっておるか、図表37、38をとっておりますけれども。特に変化はございまん。脳血管リハ、運動器リハが主としてやられているということです。「処置・治療等」図表32、34を見ていただくと特に変化はございません。今回、身体抑制に関しては下に米印(*)で書いていますけど、定義を介護で用いています「身体抑制」の考え方も参考にしながら調査をしておりますので、単純に18年と20年調査を比較というのはできないかと思っております。というわけで、医療療養病棟の身体抑制の状況は変わっていないということでございます。
それから25、26ページ。QI(Quality Indicator)の変化を追ってみました。前回の分科会におきまして、「QIに関しての変化、仕組みを導入しての変化を追うべき」というご指摘をいただきましたので、継続して参加していただいている医療機関でQIについて表をまとめております。これを見ていただきますと、比較をして平均値を見ていただきますと、「身体抑制」は減少しております。「尿路感染」は若干増えているということです。「留置カテーテル」も増えているということです。「痛み」とか「褥瘡」等は若干減っているという状況です。最大値、最小値では0から100までという状況が出ています。QIの定義は26ページです。