「医療療養病床はICUと類似化」-武久日本慢性期医療協会長が中医協分科会に報告
次に51ページ。チーム医療の評価として、医師と看護師の数によって決められておりますけども、厚生労働省がコメディカルの資格をたくさん作ったわけですから、病棟にコメディカルを入れた方がいいんじゃないかという「勧め」ということで、これが診療報酬に全然反映されていないということです。この53ページのような患者さんですけども、雇用している職種ということで医師を外して考えますと100ベッド当たり理学療法士、作業療法士を含めてたくさんのコメディカルを採用しています。すべての病床50%以上にコメディカルが配置されている。配置の実数としては薬剤師は療養病床の方が一般病床よりたくさん病棟に介入している。臨床検査技師、管理栄養士も、一般病床に比べますと多い。ケアミミックスの中での一般病床ということでございますけども、このように医療クラークも一般病床よりたくさん配置しているということで、いかに医療療養にいろんな人の手間がいるかということです。
57ページも兼任としてですが、リハスタッフ、薬剤師、栄養士。58ページ。チーム医療でリーダーを担うのは医師や看護師以外では薬剤師、理学療法士、管理栄養士も入っております。
59ページ、看護・介護の負担軽減につながる職種としてどういうものがほしいかと看護婦さんに聞いてみると医療クラーク、薬剤師、作業療法士、理学療法士、などということになっております。
また、いろんな会議がございますけども、ここにもいろんなコメディカルが参加しておりまして、こうなっております。
最後に63ページ。病棟看護業務の効率化のために必要な業務分担として、薬剤師の薬剤管理があります。病棟クラークの書類管理については、20年度で点数がつきましたけど、医療療養病床の方がもっと早く、ずっとたくさん医療クラークを配置しているということが分かりました。
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