文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

特許切れ薬もっと安く 事業仕分け1日目(2)


 仕分け人
「業界全体でずっと1兆円近い利益を出している。これは研究開発費を控除した後だ。他にも国民のウラ負担として研究開発税制として特別な減税も行われているはずだ。これはいくら?」

 厚生労働省
「日本の大手4社の場合、国内と海外の売り上げは半々。だからこの数字も半分は海外のものだ。研究開発投資は景気の動向によらず毎年ウエイトを置いて行われている。というのが新薬候補のパイプラインを増やしておかないとグローバルで闘っているので、景気状況によらず最近はずっと増えている。それからM&Aに使う資金需要もある」

 仕分け人
「減税はいくら?」

 厚生労働省
「600億円」

 仕分け人
「利益を見る限り景気変動を受けてない」

 厚生労働省
「研究開発に回す必要がある」

 仕分け人
「研究開発費を控除した後の利益が変わってない」

 厚生労働省
「たしかに利益は1兆円程度で変わってない」

 仕分け人
「そんなに利益が出ているのに、薬価を下げたら新薬の開発意欲がなくなるというのは、どう整合性を持って結びついているのか」

  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
loading ...
月別インデックス