特許切れ薬もっと安く 事業仕分け1日目(2)
厚生労働省
「その部分も大きいがすべてではない」
仕分け人
「そこがすべてだろう(罵声)」
厚生労働省
「たしかに審査で半年くらい遅れる。しかし最も大きいのは開発着手。それが2年遅い」
枝野
「しかし外国企業の幹部の人たちに話を聞くと、皆さん行政の手続きが複雑で訳が分からないと異口同音に言う。この実態をちゃんと認識しているのか」
厚生労働省
「それは当然ある。しかし薬価の問題もある」
仕分け人
「日本の医薬品メーカー保護ということを考えているのか」
厚生労働省
「単純に保護すればよいとは考えていない。日本の市場が魅力的になればと考えている」
足立
「事実関係だけ。ドラッグ・ラグは約4年あると言われているが、そのうち審査期間の差は8ヵ月。大きいものは、やはり国内治験に着手する時期だ。遅くなるようなインセンティブが働いている」
土居
「医療材料の内外価格差は、なぜ解消できないのか」
厚生労働省
「大きく分けると2つ。日本の場合は、病院が広く薄く存在するので販管費が高いと企業は主張している。それから機器についても審査がある。ヨーロッパは日本より緩い」
仕分け人
「内外価格差を解消するつもりはあるのか」
厚生労働省
「結論としては、そう思っている」