「医師が12.5万人不足」 ─ 本田宏氏の見解
■ 茨城、埼玉、千葉に医学部を
[本田宏・済生会栗橋病院副院長]
医学部当たりの人口が多い所......。医学部が少ない所です。
茨城、埼玉、千葉......、関東です。ご覧ください。やっぱりこういう所に医学部をつくるべきじゃないんでしょうか。
そして私は思います。お医者さんで、「医者を増やす」と言うと恐れる人もいるんですね。私も30年前、「医者を一杯増やすと、イタリアで運転手をやっているぞ」って言われました。
最近は、「歯科医が過剰だ」って言われます。「過剰なんだぞ、本田先生」って言われます。でも皆さん、歯科医とか弁護士の先生......。
(ここで職員が20分経過を伝える)
分かりました。私の計算だと......。分かりました。ここは素直に......。(委員ら、笑い) まあ、そういうことで......。
歯科や弁護士の先生は夜働いていないですよ。別の労働をしている人を比較して、余るからやめろと言うのはおかちくない? あ、すいません、おかしいでしょ?
ここは冷静に考えないと......ということを訴えて終わりたいと思います。
正確なデータを出して......。
ぜひ、グランドデザインをつくって回復する。
すみません、このような貴重な機会を頂きましたのに、いつもの調子が出てしまってプレゼンをしたことを最後に反省申し上げまして、私のプレゼンを終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
(委員、傍聴者から拍手)
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【目次】
P2 → 私にとって最初で最後の機会
P3 → 日本にはグランドデザインがない
P4 → 日本の医療はガラパゴス状態
P5 → 医療が進歩すると医者が必要
P6 → シンプルに計算すると12.5万人不足
P7 → 実働時間を確認しない調査
P8 → 救急、麻酔、がん関連医が不足
P9 → コメディカルをできるだけ増やして
P10 → 勤務医は1人でいろんな役割
P11 → 相対的には余っている部分も
P12 → 茨城、埼玉、千葉に医学部を