「医師が12.5万人不足」 ─ 本田宏氏の見解
■ 私にとって最初で最後の機会
[本田宏・済生会栗橋病院副院長]
皆さん、こんにちは。恐らく今日のような機会は......、私にとって最初で最後の機会になるんじゃないかという気合を入れてまいりました。
私のような一勤務医がこのような場所で、入ってくるのも大変でしたが、いくつか関門がありまして......。話をさせていただく機会は二度とないことだと思いまして、努めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
私は32年ぐらい外科医をやっておりまして、最近の22年間は一箇所の病院で、地方の外科医として働いております。
今でも患者さんを診察して若手も指導しておりますので、そういう一勤務医の心からの叫びということで聴いていただければありがたいと思います。
あとデータですが、最新のデータをすべて揃えるわけにはいかない面がありますので......。一応、年度は書いておりますので、それはまた......、ご興味がありましたら......。
あと、一般の方に講演で話す機会が多いものですから、ちょっと漫画チックなものが多くてすいません......。今日はできるだけ真面目にやりたいと思います。
あと資料も多くて、帰りに重い......。皆さんがお持ちになる資料が多いんですが......、「思料が足りなかった」ということで......。
▼ 委員から笑いなし。一様にしかめっ面を浮かべている。
よろしくお願いいたします。では早速、始めたいと思います。
あちこち、全国で講演しております。北海道から沖縄まで、平均して2回から3回ぐらい回っております。(配布資料に)ダジャレまで入っている講演録がありますので、それをご覧ください。
▼ スライドのデータは本田宏先生からご提供いただきました。スライドをクリックすると拡大します。
【目次】
P2 → 私にとって最初で最後の機会
P3 → 日本にはグランドデザインがない
P4 → 日本の医療はガラパゴス状態
P5 → 医療が進歩すると医者が必要
P6 → シンプルに計算すると12.5万人不足
P7 → 実働時間を確認しない調査
P8 → 救急、麻酔、がん関連医が不足
P9 → コメディカルをできるだけ増やして
P10 → 勤務医は1人でいろんな役割
P11 → 相対的には余っている部分も
P12 → 茨城、埼玉、千葉に医学部を