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「病院医療従事者の負担軽減について」 ─ 委員の発言

■ 外来医療の役割分担等(支払側委員)
 

[北村光一委員(経団連社会保障委員会医療改革部会長代理)]
 実は今、牛丸先生がおっしゃったことについて、私、質問しようと思ってたんですけど......。

 検証部会の方で病院勤務医の負担の軽減調査状況というのは、これ、既に案が出ていまして、それでその中には看護師さん、あるいはチーム医療、まあ、基本的には勤務医さんの負担軽減なんですが......。

 ただ、薬剤師さんとかですね......、外来診療等についてはこれ、触れていないですよね? ですから、今日の調査項目というのは、この検証部会との関連で、どういう関係があるのかなあというのをご質問しようと思ったんですが、今、先生からそういうご返答がありましたのんで、大体のことは分かりましたけど......。

 逆に、疑問が出てきましたのは、じゃ一体、これどういう関係で、どういう考えで事務局(保険局医療課)ではこういう調査の項目を出してきたのか。

 というところがですね、非常にこう......。今日、これ出ると、この検証部会との関係というのは、どういうふうにこの調査ってのは進んでくんでしょうか?

 時期も、もうあと数か月ですよね、(次期改定に向けた)本格的な検討に入るのは。4か月ぐらいしかないんじゃないですか?

 ▼ 前述のように、診療側の安達秀樹委員(京都府医師会副会長)は「社会保障国民会議」を基にした厚労省の資料に対し、「この図で例えば『何を調査するかを議論しましょう』と言うのは、ひょっとしたら空振りになるかもしれないということを危惧する」と述べた。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 事務局、お願いいたします。

[保険局医療課・吉田易範薬剤管理官]

 薬剤管理官でございます。特に薬剤師の関係、北村委員、ご指摘の通り、既に検証......、検証部会の方で......、前回のを受けて......、前回の総会でチーム医療のことにつきましては報告が既に上がっております。

 その中には、薬剤師のこと、具体的には明記されていないという形になってございます。

 ただあの......、ただ今、牛丸委員......、ございましたように、本日のご議論で具体的なご提案を頂いたものを......、をですね、可能であれば、今後の検証......、その議論の中に......、その......、チーム医療の中で、薬剤師の項目をどのいうふうに評価をするかというようなことを入れ込んでいく、ということを検討いただければというふうに思ってるところでございます。

 その他、また薬剤師の......、えー......、の勤務状態について、えー......、その詳細についてまた別途調査が必要であれば、そこについてはまた、別の調査も検討して......、いただくというようなことを考えておるところでございます。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、北村委員。

[北村光一委員(経団連社会保障委員会医療改革部会長代理)]
 そうであれば、最初にそういうお話をしていただければ、非常に論議もしやすかったのかもしれませんけど......。

 例えば、外来診療なんかの、いろいろこう、論議出てますけれども、ここでは今初めて出てきたような議論なので、それがあの......。どういうふうに取りまとめるのか、非常によく分かりづらいという感じがします。

 それからあの......、例えば前回のあれで......、重症度看護必要度が......、10対1の所ではもう1割ということで、あれ決まったんで、看護補助というのはね、非常にこう、人数も増えているし、今日の資料で。

 そういうその急性期の部分で進んでるのはよく分かりますけれども、だけどその......、一般の病院の在り方とか、それから外来で特に、その地域で本当にその......、何て言うんですか、スポットでなされてるのか、あるいはその地域でのシステム的に、制度的に行われているのか、あるいは地域社会の反応とかですね......。

 拠点病院の外来が縮小されることによって、地域社会の反応はどうなのかとか。でも、先生方がおっしゃる......、患者さんが......、にも考えていただきたいというのは8割から9割、そういうご意見をおっしゃったのは非常によく分かるんですけれども。

 じゃ、そういうことによって、患者さんの反応とか、地域社会の反応というのはどうなのかとかですね。問題は大きいと思うんですよねー。

 ですから、その辺をもうちょっとよく説明していただけると助かるんですけど。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、事務局どうぞ。

[保険局医療課・鈴木康裕課長]
 あの......、ちょっと、議論の整理の仕方、今ご指摘ありましたので、また次回以降、検討させていただきたいと思いますが......。

 確かに、外来等々についてですね、今回、議論させていただいたのはあくまで従事者の方の負担を軽減するという観点から、外来でいろいろ連携をしたりすることは、どういう広がりがあって、どういう意味があるのかということについて、(語気を強めて)「この枠内で」調査をしましょうということですけれども。

 ま、より多くは外来について地域性なり病院の規模性なり特殊性なりで、どう考えていくのかということがあると思います。それはあの......、今回に限らずですね。

 例えば、今後あの......、附帯意見で頂いた議題の中には、地域特性についてどう考えるのかとか、それから入院基本......、もしくは外来の基本診療料についてどう考えるのかという議題もありますので、そういう中でまた議論させていただけたらと思っております。
 

【目次】
 P2 → 病棟薬剤師の業務等 (診療側・支払側委員)
 P3 → 医師の処方権等 (診療側委員)
 P4 → 看護師の業務範囲等 (診療側委員)
 P5 → 「社会保障国民会議」の意義 (診療側委員)
 P6 → 看護職の交代制勤務 (診療側委員)
 P7 → 外来医療の役割分担等 (診療側委員)
 P8 → 病棟薬剤師の役割 (診療側委員)
 P9 → 介護福祉士の評価等 (診療側委員)
 P10 → 病棟薬剤師の業務等 (診療側委員)
 P11 → 看護職の交代制勤務等 (診療側委員)
 P12 → がんの地域連携等 (診療側委員)
 P13 → 看護職の交代制勤務等 (専門委員等)
 P14 → 地域連携の評価等 (診療側委員)
 P15 → 議事運営等 (公益委員)
 P16 → 外来医療の役割分担等 (支払側委員)
 P17 → 外来医療の役割分担等 (支払側委員)
 P18 → 介護福祉士の評価 (診療側委員)
 P19 → 議事運営等 (公益委員)

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