厚生労働省のデータは実態を反映しているか
■ 診療科別医師数の推移
【文科省の説明】
続きまして、次の12ページでございます。診療科別医師数の推移でございます。
▼ 前回会合で示した資料と同じもの。
これは西村委員(国立社会保障・人口問題研究所所長)から少子化という報道への反応がわかる資料がないかという、そういうお尋ねでございました。
▼ 前回会合で西村委員は次のように述べた。
「私どもの研究所では、相当昔から少子化の話を皆さんにお伝えしてまいりました。しかし、残念ながら、わりと表面的な感じでこれがとらえられて、その結果、小児科医、産婦人科医が、確かに子供さんが減るということを通して、若干減ると。それが、ちょっとこの次の言葉は非常に注意深く聞いていただきたいんですが、過反応、つまり、お医者さんが過反応したという意味ではございませんが、結果的に必要以上に減ってしまうということになった。一体どういうふうな経過でそういうことが起きたかという過去の経緯も、少しチェックしたほうがいいんじゃないかと思います」
大変申しわけございません、直にそれにお答えするデータというのはなかなか難しかったわけでございますが、ただ、診療科ごとの医師数の推移を表すデータをご用意させていただきました。
産婦人科につきましては下から2番目の折れ線グラフになってございまして、平成10年からは減少傾向にあったものの、最近は若干回復傾向が見られるというデータでございます。
【目次】
P2 → 現員医師数に対する必要医師数
P3 → 100平方キロメートルあたりの医師数の分布
P4 → 診療科別医師数の推移
P5 → 看護職員就業者数の推移
P6 → 医師不足の推計に関する主な論文①
P7 → 医師不足の推計に関する主な論文②
P8 → 医師不足の推計に関する主な論文③
P9 → 国公私立大学病院の概況
P10 → 臨床医学研究の論文数
P11 → 医学部の教員数(常勤)の推移
P12 → 歯学部の現状
P13 → 地域の医療ニーズ
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