厚生労働省のデータは実態を反映しているか
■ 国公私立大学病院の概況
【文科省の説明】
続きまして、少し飛びますが39ページをお開きいただければと思います。こちらは山本委員(株式会社日本病院共済会代表取締役社長)からご指摘がございました大学病院の病床数、医師数がわかるデータということでございましたので、国公私立大学病院の概況と題しまして平成22年6月のデータを用意させていただきました。
▼ この問題に関連する前回会合でのやり取りは次の通り。
【山本委員】 大学の定員を増やすという話は、マクロの指標はよくわかりますが、研究、教育、臨床をやっている大学病院の、メインの大学病院だけで結構ですが、学生を教育し病院で働き研究にも携わっていると、一体医師が何人働いているのか。各大学別の数字が、文部科学省、厚生労働省を見てもなかなか見つからないものですから、もしわかりましたらぜひお願いしたいと思います。
【黒岩委員】 全国医学部長病院長会議会長の黒岩でございます。今、医学部の学生は全国に45,000人おりまして、医師の資格を有する医学部の教員あるいは医科大学の教員を合わせますと46,000人と言われております。医学部卒業でない教員の方は含まれておりませんが、そうしますと、学生1人に対して教員が約1名、1対1、平均いたしますとそういうふうになっているかと思います。
【山本委員】 今の問題に関しまして。そこは数字が出ておりますので私どももわかるんですが、1つ1つの大学が何床の病院を持って、どのぐらいの医師が関与しているかの数字が見えないので、もしわかればということでご質問させていただきました。
【安西座長】 やはり各地域ごと、あるいは大学病院ごとのそういう数字も大事だと、私も思いますね。
【目次】
P2 → 現員医師数に対する必要医師数
P3 → 100平方キロメートルあたりの医師数の分布
P4 → 診療科別医師数の推移
P5 → 看護職員就業者数の推移
P6 → 医師不足の推計に関する主な論文①
P7 → 医師不足の推計に関する主な論文②
P8 → 医師不足の推計に関する主な論文③
P9 → 国公私立大学病院の概況
P10 → 臨床医学研究の論文数
P11 → 医学部の教員数(常勤)の推移
P12 → 歯学部の現状
P13 → 地域の医療ニーズ
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