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高齢者医療を守るのは誰か (下)

■ 「ちょっと分からないんですけど」 ─ 池上分科会長
 

[池上直己分科会長(慶應義塾大医学部医療政策・管理学教授)]
 3点、ご質問で......、一般病床に1年以上の入院が1割以上いることに対する疑問でございましょうけれど......、まあ、これは......、ここに提示されている資料の範囲での検証にとどまりまして......

 様々な地域特性もおありでしょうけれども、現実にはご指摘の通り、1割近くの人が1年以上入院している。これはまあ......、さらに追究すべき課題であるという......、ご指摘の通りだと思います。

 それから2番目の「特定除外」というのは......、本来ならば一般病床に入院している場合には点数は全体的に、全患者について下がるはずなんですけれども、「特定除外」があるためにそれが維持されている。

 この「特定除外」......、ですから、その特定の条件の下に除外されているわけで、難病等があるわけですが、その理由を明記するべきであるのですが......

 これを正しく記載してあるかどうかを審査するのが支払基金等でございまして、そこでは適切に対応されていることを伺っているわけですが......

 なぜ、じゃ、この調査においては記載されてないということが明らかになったかっていうのは......、これはちょっと分からないんですけど......

 3番目に、検査の頻度は「特定除外」のほうが多いということでございますけど、逆に......されているところでも、一定の検査が行われている。

 逆に、出来高でも100%減算が行われているわけではなくて、これは患者のニーズを反映しているのか、あるいは報酬体系に帰着するというか、............、まあ、......なのか分かりません。

 ▼ 小声でモゴモゴ話すので十分に聴き取れない。上記の発言部分は2分程度なのに、テープ起こしに1時間もかかってしまった。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、北村委員、よろしいですか。それでは他に。はい、安達委員、どうぞ。
 

【目次】
 P2 → 「慢性期医療は相当大きな課題になる」 ─ 北村委員
 P3 → 「ちょっと分からないんですけど」 ─ 池上分科会長
 P4 → 「もう少し追究する必要がある」 ─ 安達委員
 P5 → 「地域の救急医療が崩壊する」 ─ 鈴木委員
 P6 → 「結論から言えば理由は分からん」 ─ 池上分科会長
 P7 → 「ちょっとおかしいんじゃないかな」 ─ 西澤委員
 P8 → 「数字を出されて独り歩きする」 ─ 嘉山委員
 P9 → 「数値の解析以上はできません」 ─ 池上分科会長
 P10 → 「調べないと地域医療が崩壊します」 ─ 嘉山委員
 P11 → 「認知症は医療・介護連携の要になる課題」 ─ 中島委員
 P12 → 「大事なことなんで、ぜひお願いしたい」 ─ 西澤委員

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