森まどかの医療キャスターは見た

第2回

投稿者: | 投稿日時: 2006年08月03日 09:28

やっとの思いで到着した病院で痛み止めの注射をうってもらう。

「心配だから、明日胃カメラをやりましょう」
落ち着いたところで、ドクターがひとこと付け加えた。
「やはり、胃潰瘍とか・・・、まさか胃がん?」
一瞬大げさな不安が過ぎる。


しかし、
出血もなく、胃痛とは質もちがうことぐらいは私にもわかる。あっさり否定。
翌日の番組収録のほうが気になるくらいに痛みは和らいで、
診察室を後にした。


ところが、

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思い立って、不定期連載はじめます。

投稿者: | 投稿日時: 2006年08月01日 14:25

きのうここに書いた患者体験の話、
何回かに分けて・・・不定期で・・・連載します。

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痛みは突然きた。
はじめてそれを感じたとき、不気味ともいえるくらい、体験したことのない感覚。
みぞおちを強烈にパンチされたような痛みが断続的につづく。

横になっても、うずくまっても、それが治まることはなく、
胃薬を飲んでもまったく効かない。

経験のない痛みにおびえながらも、
それでもひと時のことだろうと深く考えず、その日は過ぎた。


しかしそれは頻繁にやってきた。
夜中、外出先とシチュエーションにお構いなく、突然みぞおちに激痛が走る。
胃薬が効かないため、消炎鎮痛剤をどのくらい飲んだかわからない。座薬も入れてみた。
温めたほうがいいのかとお風呂にも入ってみた。
うなりながら一夜を明かすこともあった。


何をしても、お手上げだった。


半月ほどだましだまし過ごしていたたある日、とうとう路上で一歩も歩けなくなった。
遅ればせながら、さすがにこの異変がただごとではないことを感じ、これがはじまりだった。


<次回へつづく>


夏の太陽が眩しいです。

投稿者: | 投稿日時: 2006年07月31日 13:39

今日は、1ヶ月に一度の外来受診で都内某大学病院へ行きました。
夏の太陽がうれしくて、足取りも軽やかです。

振り返れば昨年のいまごろ、
主治医いわく「めったにお目にかからない」という病気を診断され、
突然起きる上腹部の激痛と、そのせいで食事を摂れないことに苦しんでいました。
かかりつけの病院では「治療法は内臓脂肪を増やすしかない」といわれ、
セカンドオピニオンを求めて、ちょうど一年前、この大学病院を訪れたのです。

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裏側は・・・ドタバタ!!

投稿者: | 投稿日時: 2006年07月19日 11:11

「本番いきまーす。10(とう)秒前、ここのつ、8、7・・・・・3、2、QUE」

今日はテレビ番組制作の裏側、医療キャスターのドタバタぶりをご紹介しましょう。


■本番2時間前
技術さんがスタジオでてんやわんやのセッティング中、
ディレクター陣とメインキャスターと私(キャスター)は、別室で進行の打ち合わせをおこないます。
医療提言番組であるこの番組は、何が飛び出すかわからないスタジオ討論をメインに進めていくため、
キャスターふたりが番組の進行を見失わないことが大切なのです。

しかし、急な思いつきで
「こういうフリップ(図表などのボード)があったほうがいいんじゃない?」「これ、わかりにくいねー」
という流れになり、デザイナーさんが慌てて作り直すなどということは珍しくありません。


■本番40分前
メイクをすませ、ゲストの先生1名は無事に到着しました。
控え室で、軽く談笑しているときに、ディレクターの携帯が・・・


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振り返って、反省。。。

投稿者: | 投稿日時: 2006年07月18日 14:33

先日、「インド伝統医学~アーユルヴェーダ~」に関する学術講演会の総合司会をしました。


私は日ごろ西洋医学を基軸においた番組に関わっているため、
インド伝統医学をはじめ、中国医学や、その他諸々の「代替医療」と呼ばれるものに対して、
どうしても思考回路は「v.s.西洋医学」。
単純な発想になりがちでした。


しかし!!!

それこそ目から鱗の大反省。
そんな単純に比較するようなものではないのですね。

朝起きて、ヨガをし、薬草で葉を磨き、野菜と乳製品を食べ、薬草を煎じたお茶を飲み、
オイルマッサージで体調を整え、瞑想し、祈り、眠り・・・・・

「アーユルヴェーダ」の考えかたとは、
健康のために必要な本当に基本的な生活習慣だったのです!

つまり、「病気になったら、どうしよう」ではなく、
「そもそも病気にならない生活」を実践しているということは、
いまもっとも注目の「予防医学」そのものではないですか!

ふと我を振り返れば・・・、私ったら、なんて不健康な生活!!
生活習慣を改め、「予防生活」はじめまーす。


腰の痛みで悩んでいませんか?

投稿者: | 投稿日時: 2006年07月10日 14:39

今回は、番組取材から。

お尻から足にかけての痛み、いわゆる「坐骨神経痛」で悩んでいませんか?
そして、「この痛みはどうせ治らない・・・」「もう高齢だからしかたない・・・」と
あきらめていませんか?


国際医療福祉大学附属三田病院の福井康之先生にうかがいました。


坐骨神経痛を起こす原因の二大疾患は、
「椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」。

50歳以上の坐骨神経痛の多くは、「腰部脊柱管狭窄症」が原因だそうです。
ことしのお正月にタレントのみのもんたさんが手術したことでも話題になりました。

この病気は、一定時間歩いたり、立ったりするとお尻から足にかけてジーンと重い痛みが走り、
休むと痛みがひくという「間欠性破行(かんけつせいはこう)」が特徴的な症状。


そして「腰部脊柱管狭窄症」だと診断がついたら、
まず薬物治療や理学療法、ブロック治療などの保存的治療をおこない、
3ヶ月を目安に効果がみられない場合に、手術を検討します。

手術は一般的には1~2時間。
翌日からリハビリテーションを開始し、2週間くらいで退院でき、
デスクワークであれば退院直後から可能とは、意外なスピード感!


何よりも、もっともたいせつなことは「なぜ痛みが起こっているのか」という原因を
専門医に、正しく、診断してもらうことだそうです。

腰痛で悩んでいるかた、あきらめる前に一度専門医に相談してみてはいかがでしょうか。

森まどかプロフィール

投稿者: | 投稿日時: 2006年07月08日 11:51

はじめまして。森まどかです。
健康・医療・介護をフィールドに、
テレビ番組のキャスターや、シンポジウムのコーディネーターなどをやっています。

「医療キャスターは見た!」
取材やインタビューの中では、役に立つ情報から裏事情まで、見聞きします。
医療番組での取材こぼれ話や、ドクターから伺う病気の情報など、
なるべくマメに、みなさんへお届けしていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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