第11回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年09月11日 10:26 |
それでも、
3000キロカロリーを入れるだけの毎日は、
あっという間に過ぎていく。
ただ太らされているだけではないかという疑問は拭い去れない。
3週間といわれた入院期間を超え、
体重も順調に増えた。
「果たして、内臓脂肪は増えているのだろうか・・・」
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第11回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年09月11日 10:26 |
それでも、
3000キロカロリーを入れるだけの毎日は、
あっという間に過ぎていく。
ただ太らされているだけではないかという疑問は拭い去れない。
3週間といわれた入院期間を超え、
体重も順調に増えた。
「果たして、内臓脂肪は増えているのだろうか・・・」
第10回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年09月09日 15:41 |
入院2週間。
ほとんど食べものを口にしていないのに、
体重は8キロ増え、目標の50キロを突破した。
明らかに顔は丸くなり、背中に肉がついた。
「これがフォアグラ療法か・・・」
気持ちは複雑だった。
第9回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年09月07日 10:36 |
2005年9月7日。(おぉー、ちょうど1年前です!!)
最初に痛み出したときからずっと診てもらっていた病院の内科病棟に入院。
ここは療養環境抜群の個室中心の病院である。
病室にパソコンをつなぎ、インターネットやEメールは何の不自由もない。
ある程度は仕事をするつもりでいたが、
極端な栄養状態の悪さと体重減による体力消耗で、
とても何かをする気にはなれない。
ただベッドの上でボーっと過ごす。生きている最低限の状態ともいってよい。
病室に入るとまもなく、鎖骨の下からカテーテルをいれ、
そこから毎日24時間、
3000キロカロリーの輸液と脂肪乳剤を入れ続ける治療がはじまった。
点滴の紐がついている以外はまったくの自由。
しかし、
第8回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年09月06日 15:02 |
このころ、治療と平行し、
主治医の了解を得たうえでセカンドオピニオンを受けていた。
ここでも「上腸間膜動脈症候群」という稀な病名が診断されるまで、
何度も「まさか・・・」と疑われ、
その度にさまざまな検査を受けてきた。
改めて受けたCTでは、
放射線科のドクターも消化器内科のドクターも
上腸間膜動脈症候群であると診断し、
最終的には胃と食道の専門外科で十二指腸造影をしてもらい、
やはりそうであろうという結論に達した。
私は外科のドクターに懇願する。
第7回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年09月05日 13:30 |
本腰を入れて治療しなければまともな生活を取り戻せなくなる・・・
休業しての治療を決心したものの、
「高カロリー輸液を入れて体重を増やし、
それによって内臓脂肪が増えるであろう」
という中心静脈栄養療法の理屈は、
どうも釈然としないものがあった。
ようやく・・・、第6回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年09月04日 10:39 |
痛み止めに加え、栄養補給の点滴に頼らなければ
真っ当な生活ができなくなっていた。
東京と福岡を行ったり来たりという出張が
痛み疲れの私に追い討ちをかける。
空港の鏡でみた自分の顔色の悪さにぎょっとした。
食べては痛くなる、痛くなるから食べられない
その悪循環に疲れ果て、本当は何もする気が起きない。
そんな気持ちを奮い立たせて仕事に向かう。
夏はとうに真ん中を過ぎ、
うだるような暑さだけがだらだらと続いていた。
「外来の点滴なんて気休めにしからないよ・・・」
第5回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年08月15日 13:36 |
食べては痛くなり、痛くなるから食べられない。
「ナニヲタベレバイタクナラズニスムノダロウ」
崩壊した食生活の中で、1、2ヶ月の経験から編み出した答えは、
「水分の少ないパサパサしたものを少量ずつ食べる」だった。
飲み物も飲まずにパンを1個食べる。
痛くない瞬間にクッキーやビスケットのようなものを1枚つまむ。
とにかく、パサパサ、ポソポソしたものであれば痛まないような気がする。
頼り無い経験値からの知恵だった。
私の食生活は見事に狂っていく。
第4回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年08月10日 10:20 |
みぞおちの痛みは日常的に起こるようになっていた。
いつ痛みが起こるかはまったく予測がつかない。
食べる量、種類、時間に関係なく、まるでロシアンルーレット。
ついには水を飲んでも痛くなるという、わけのわからぬ状況になり、
こんどは、絶食し栄養補給の点滴に通うよう告げられた。
絶食。
文字通り、何も食べないこと。
胃に物を入れない限り痛くなることもなく、
食べないほうが調子よい私は、
むしろホッとしていたのかもしれない。
一方で、栄養補給の点滴に通うことは、仕事の状況が許さなかった。
見かけの体調のよさで、自分自身をごまかしていた。
一週間後。
第3回 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年08月07日 13:33 |
「ジョーチョーカンマクドーミャクショウコウグン???」
天井をみつめる宙に漢字を思い浮かべてみたが、
変換されたのは「症候群」のみだった。
数日後、
シャーカステンに私のCT画像が並べられていく。
「内臓脂肪が極端に少ないんです・・・」
「食後4~5時間経過しているには胃の残存量が多いんです・・・」
ドクターがからだの中の絵を描いて説明してくれるには、
「胃から食べものが消化されていくときに、
内臓脂肪がないために十二指腸が上腸間膜動脈という血管に挟まれてしまい、
よって十二指腸で通過障害が起こる、
“上腸間膜動脈症候群(SMA症候群)”という病気」
だそうだ。
私が把握している解剖図のレベルをはるかに超えているため、
さっぱりイメージできない。
「ハァ・・・」と、ただうなずく。
そして次のことばに、さらに愕然とする。
暑いときこそ。 |
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投稿者: | 投稿日時: 2006年08月07日 13:09 |
暑いですね。
夏バテ気味です。
お休みでも外に出る気力がなく、じーっとしていました。
私の部屋の壁はコンクリートの打ちっぱなしなので、
壁にベタッと背中をはりつけていると涼しいのです。(な、情けない・・・)
「暑いときこそ」と思って、お風呂に入ることにしました。
ぬるめのお湯にたっぷりバスオイルを入れ、半身浴で文庫本1冊読破!
お気に入りの香りに包まれて、
ココロもカラダもリラックスできる贅沢なひとときでした。
それにしても、、、暑いですね。
みなさまご自愛ください。
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