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ニュース〜医療の今がわかる

後期研修班会議7


土屋
「私が臨床実習を受けた時は、臨床解剖とか臨床生理とか言って基礎と臨床の先生がペアで教えてくれたが、今はそういうことしているのか」

森田
「そこまで詳しく知らない」

尾崎(東大5年)
「今もどちらかというと見学主体。僕らとしては思考法、どういう風に考えたらよいのかを知りたいし学びたい。魚そのものより魚の釣りかたを知りたい」

土屋
「学生4、5人が1人の教官につく?」

尾崎
「そう。学生がローテートして」

土屋
「村重先生、アメリカでは学生が1人患者を与えられて、それをレジデントがチェックするようになってないか」

村重(会場)
「アメリカでは医学生の立場で患者さんを1人渡せる。学生は他にも授業とかいっぱいやることがあるので一日中患者さんと一緒にいるわけにいかないが、しかし当直の時も何十人か入院を取る中の1人は取ってもらってヒストリーテイキングから鑑別診断からサマリーやカルテを書くところまでやらせる。全体も1年目2年目の研修医チームが責任を持っている。私の経験では」

土屋
「新臨床研修では研修医は、そういう風に責任を持っているのか、それともサブなのか」

松村(会場)
「指導医として見てきたことを言う。5、6人が2ヵ月に1度回ってくる。最初の1ヵ月は病棟の仕組みを教えるのに精一杯。その後もあまり余裕はないので結局お客さんで見学になってしまう」

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