急性期病院の機能評価、迷走再び
■ 迷走は続く
[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
いかがだろうか......。DPCの非常に膨大なデータが集まっているが、まだ十分に使われていない。今年度は全(一般)病床の50%超がDPC病床ということなので、そういった意味で、急性期医療をある程度代表していることになってくる。
そのためには、このデータをうまく活用していって、急性期医療の在り方に対して何らかの提言ができるようなものを調査項目として挙げてはどうかということ。
[小山信彌分科会長代理(東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長)]
救急医療に関してはDPCが不向きであるというのが定説になっている。(新機能評価係数Ⅱの)考え方の図にある「救急医療係数」から出てくるデータだとすると、出来高とDPCの乖離の度合いを調査することも1つの評価項目になってくるような感じがする。
▼ 話がそれまくる。
そこら辺......。それをやっちゃうと、非常に大きな問題を含んじゃうのでなかなか踏み切れるか、大きな問題があると思うが、そこら辺はどうか。あまりやらないほうがいいのだろうか。 (委員ら、笑い)
[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
どうぞ、酒巻委員。
[酒巻哲夫委員(群馬大医療情報部教授)]
「急性期」(入院医療)という言葉は、「救急」とは別? そこがポイントになる。(以下略)
▼ この後も迷走が続いた。
【目次】
P2 → 厚労省の説明① ─ 調査の目的
P3 → 厚労省の説明② ─ H21調査の再集計
P4 → 厚労省の説明③ ─ H22調査
P5 → 「様式1のデータも調査すべき」 ─ 池上委員
P6 → 「平成21年と22年のデータを比較できるか」 ─ 酒巻委員
P7 → 「アンケートを提案した理由は2つ」 ─ 厚労省
P8 → 「評価が得られなければ改善もあり得る」 ─ 池上委員
P9 → 「医療圏によって違ってくるのではないか」 ─ 金田委員
P10 → 「影響の評価とは、どういうことを見るのか」 ─ 小山会長代理
P11 → 「今後、導入を検討する項目案は出ていない」 ─ 厚労省
P12 → 「今あるデータを整理する作業がまず必要」 ─ 松田委員
P13 → 「アンケート調査か、データ分析か」 ─ 小山会長代理
P14 → 迷走は続く