「訪問看護の現状と課題」 ─ 秋山正子氏が中医協で意見
■ マンパワーの確保が困難な事業所が多い
[秋山正子・ケアーズ白十字訪問看護ステーション所長]
訪問看護の現状と課題です。
介護保険になり、ケアプランに位置付けられた介護サービスの一環となった結果、「使い控え」が起こっているということと......。
緊急体制を取ることで「安心」の保障をしていますが、それに対するマンパワーの確保が困難な事業所が多く......。
8割ぐらいが24時間の緊急体制を取っておりますが、あとの2割はまだまだそこは取れないという状況で......。
在宅支援診療所としっかりタッグを組んで働きたいのですが、人手の問題でなかなか協力ができないという所もございます。
それから、予防的にかかわることで入院を回避し、穏やかな過程をたどることが十分に理解されていないことがありまして......。
【目次】
P2 → いのちに寄り添うケアを届けたい
P3 → がんや難病、小児から超高齢者まで
P4 → 医療保険が適用できないので自費
P5 → 訪問までの交通手段や時間に地域格差
P6 → マンパワーの確保が困難な事業所が多い
P7 → いつまでも治す医療だけでいいのか
P8 → 急性期医療が重介護状態をつくり出している
P9 → 在宅で看取りを経験をした人が在宅を選ぶ
P10 → 診療報酬上の問題がある
P11 → 訪問看護の可視化、情報発信を
P12 → 急性期病院の看護師に在宅の実習を
P13 → 看取り可能な町は訪問看護の充実から