勤務医の負担軽減と患者の受診抑制
■ 「最も負担が重いと感じる業務は当直」 ─ 厚労省
[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
それでは続きまして、「病院医療従事者の負担軽減について(その1)」を議論したいと思います。
▼ この日は正午の終了予定だが、この時点で既に30分近くオーバーしている。
事務局(保険局医療課)から資料が出ております。説明をお願いします。医療課長、どうぞ。
▼ 資料はこちら。
[保険局医療課・鈴木康裕課長]
医療課長でございます。私のほうから、(資料)「総-5-1」、それから「総-5-2」、それから「総-5-参考」についてご説明したいと思います。 (中略)
▼ 傍聴者らがパラパラと席を立ち始めた。共同通信ほか、医師向けのメディアは残っている。
本日は、特に病院勤務医の勤務状況、それから長時間の連続勤務に対する取組をやっているいくつかの病院の例がございますので、それをご紹介したいと思います。
次回、病院医療従事者のチーム医療の問題、他の職種の勤務負担等についての問題をさせていただいた上で、本日ご議論いただいたような検証の実施方法等についても若干のご議論を頂ければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(中略)
(スライドの)9ページでございますが、(中略)これを見ますと、やはり(勤務時間は)救急、外科、産婦人科等々が長い。右側は当直回数でして、やはり同じような科が高いということと......。
それから(棒グラフの)薄い青と濃い青、これは「医師」と「医師責任者」ですが、勤務時間ではあまり差はありませんけれども、当直回数では非常に差があるということになっております。
10ページ、11ページは1週間の勤務時間の分布を各科で示したものでございます。特に、一番長いかな~と思われるのは救急でございまして、これは非常に下のほうに分布がいっております。(中略)
それから12ページ、これは遠藤会長の論文から使わせてもらっているものです。これは外科医の方々、各卒業後の年数から見てどういう勤務をしているか。(中略)
それから15、16ページをご覧いただきますと、やはり最も負担が重いと感じる業務は当直というのが多い。それから医師の負担感は、「夜間の呼び出し対応」「当直」等々がやはり上位に来ています。(中略)
【目次】
P2 → 「事務局、それでよろしいでしょうか?」 ─ 牛丸部会長
P3 → 「中医協としてすべて承認する」 ─ 遠藤会長
P4 → 「私に預からせていただければ」 ─ 遠藤会長
P5 → 「最も負担が重いと感じる業務は当直」 ─ 厚労省
P6 → 「シフト等の勤務体制で軽減できるか検討」 ─ 厚労省
P7 → 「たくさん医師がいないとできない」 ─ 日医
P8 → 「こんな病院、日本にあるわけないじゃないか」 ─ 嘉山委員
P9 → 「我々も若いころは鍛えられた」 ─ 経団連