「大地震でジャーナリスト、医療者はどう動いたか―被災地からのレポート」 ①
■ 田辺功氏(医療ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員)
[近藤龍治氏(株式会社コスモ・ピーアール)]
水巻新会長よりご挨拶させていただきました。それでは、本日のシンポジウムに入りたいと思います。
今日は司会をですね、モデレーターということでお二人......。医療ジャーナリストで元朝日新聞編集委員の田辺(功)さんと、それから我が会長の水巻さん、お二人でやっていただきますが......。
まずは田辺さんにマイクをお渡しいたしますので、講師のご紹介かたがた講演に入りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
[田辺功氏(医療ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員)]
ただ今、ご紹介いただきました医療ジャーナリストの田辺と申します。よろしくお願いいたします。
今回、大きな地震、大津波で多くの方々の命が失われました。また、避難されている方もですね、非常に多くいらっしゃいます。こうした方々のご不幸に心からお見舞い申し上げたいと思います。
それで本日の第1部は、先ほど水巻会長がおっしゃったように8人の方に報告をお願いしております。まあ、人数も増えましたので、お1人12分という短い時間の中で、ポイントを絞ってお話ししていただくようにお願いしております。最初の5人は医療関係者でございます。
本日の読売新聞では、被災地にお医者さん、看護師さん含めて1万5000人の応援があったという報告になっております。
(日本)赤十字社が2700人、(日本)医師会が1800人、あるいは日本看護協会が600人というような数を合わせて1万5000人の方々が駆け付けられたということです。こういう皆さんの働きにも本当に心から感謝申し上げたいと思います。
その1万5000人のうち、今日は5人の医療者にお話ししていただきます。トップバッターは、加塩信行先生でございます。
加塩先生は、医療法人・永生会のお医者さんでございます。当初は(同法人理事長の)安藤高朗先生にお頼みしておりましたが、安藤先生がですね、ご都合が悪くなりましたので代理として加塩先生にお話ししていただきます。
(東京)八王子の南多摩病院の先生でございます。それじゃ加塩先生、どうぞ。
【目次】
P2 → 水巻中正会長(国際医療福祉大学大学院教授)
P3 → 田辺功氏(医療ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員)
P4 → 加塩信行氏(医師、永生病院・安藤高朗氏代理)①
P5 → 同②
P6 → 柳川忠廣氏(日本歯科医師会常務理事)①
P7 → 同②
P8 → 泰川恵吾氏(医師、ドクターゴン診療所理事長)①
P9 → 同②
P10 → 石井美恵子氏(日本看護協会)①
P11 → 同②
P12 → 池谷千尋氏(看護師、キャンナス焼津代表)①
P13 → 同②