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「病院医療従事者の負担軽減について」 ─ 厚労省説明

■ 厚労省課長の説明⑨ (外来診療の負担)
 

[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長]
 それから3つ目でございますけれども、スライドで言いますと36をご覧いただければと思いますが......。

【スライド36】
病院医療従事者の負担軽減036.jpg 医療機関の間での役割分担。特に、病院と診療所の役割分担です。具体的に今まで「退院調整」、それから「地域連携パス」というようなものについて、スライド36にあるようなことについて診療報酬上の評価をさせていただいているということでございますが......。

 スライド37、それからスライド38をご覧いただきますと......。

【スライド37】
病院医療従事者の負担軽減037.jpg 37で、お医者さんに外来について協力してほしい内容をおききしますと、かなり多いのがやはり「近隣の診療所を受診してほしい」と、それから「軽症の場合に夜間、休日の受診は避けてほしい」というのが多く挙がっています。

【スライド38】
病院医療従事者の負担軽減038.jpg それから、お医者さんの業務ごとの負担感を見ても、夜勤ほどではない場合もありますけれども、やはり外来診療というのが負担感として一定の割合を占めているということになろうかと思います。

 それから、スライドで言いますと39でございますが、これはもともとは「社会保障国民会議」に出ていたものでございますが......。

【スライド39】
病院医療従事者の負担軽減039.jpg かなり大きい、拠点となるような病院についてはなるべく入院に特化をしていただいて、入院も機能強化・分化を図っていただいた上で、外来も専門的なものに強化をしていただいて、分化をしていただいて、その部分を診療所等で訪問診療を含めて強化をしていただくというような役割分担がやはり必要ではないかということでございます。

 具体的に我々の知りうる範囲での例がスライド42から45まで、いくつかの病院の例がございます。1つひとつはちょっとご説明申し上げませんが、まとめるとスライド41のような形になります。

【スライド41】
病院医療従事者の負担軽減041.jpg 診療所等々との連携ですと、例えば「共同診療カード」を導入する。それから、医療画像の伝送ネットワークをつくる。さらには勉強会を一緒にやるというような試みがございます。

 それから病院内でも、連携の職員を配置するということをしていただいたり、患者さんには普及啓発を図るというような取組がございます。
 

【目次】
 P2 → 厚労省課長の説明① (概要)
 P3 → 同② (チーム医療の評価)
 P4 → 同③ (薬剤師の業務)
 P5 → 同④ (薬剤師の病棟配置)
 P6 → 同⑤ (看護師の業務)
 P7 → 同⑥ (看護師の勤務形態)
 P8 → 同⑦ (交代制勤務の課題)
 P9 → 同⑧ (多様な勤務形態活用)
 P10 → 同⑨ (外来診療の負担)
 P11 → 同⑩ (提案)

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