「病院医療従事者の負担軽減について」 ─ 厚労省説明
■ 厚労省課長の説明③ (薬剤師の業務)
[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長]
(チーム医療に対する診療報酬上の評価を)全体像で見ますと、スライドの9のようになります。
【スライド9】
各職種......、看護職員、管理栄養士、放射線科の技師さん、臨床工学技士さん、リハビリテーション関係職種等々、二重線のピンクで囲ってあるような点数について評価したわけですけれども......。
赤い点々で書いてありますけれども、薬剤師さんについては現段階で特にないということですので、ちょっと薬剤師さんについて検討させていただきたいと思います。
それがスライドの10でございます。
【スライド10】
薬剤師さんにつきましては、右下の青い色の部分、ここは「薬剤管理指導業務」ということで診療報酬で既に評価されています。実際に調剤したり服薬指導したりということでございます。
しかしながら、左の上の方にありますような赤い点々の部分、ここについては現在のところ評価されていないということでございます。
例えば、服薬のモニタリングをするとか、処方についてフィードバックをする等々でございますが、それを少し整理させていただいたのが、次のページの11でございます。
【スライド11】
11の左側をご覧いただきますと、下の部分に「薬剤管理指導業務」と書いてありますが、先ほど青い部分......、既に評価されている部分ですが、上の部分の「医師等と協働して行う薬物療法業務」ということについては、現在評価されていない部分もあるということで......。
ま、こういうものを推進していけば、ということで右側になると思います。
他のスタッフと一緒に患者さんの情報を共有して、よりよい処方の設計ということに結びつける。
それから逆に、患者さんに対してもさまざまな医療スタッフと共に情報を共有してそういうものについて理解を深めていただくということがあろうかと思います。
最終的には、赤い所に書いてありますが、お医者さんの負担軽減、それから医療自身の安全や(薬物)療法の質の向上ということにつながるのではないかと思います。
【目次】
P2 → 厚労省課長の説明① (概要)
P3 → 同② (チーム医療の評価)
P4 → 同③ (薬剤師の業務)
P5 → 同④ (薬剤師の病棟配置)
P6 → 同⑤ (看護師の業務)
P7 → 同⑥ (看護師の勤務形態)
P8 → 同⑦ (交代制勤務の課題)
P9 → 同⑧ (多様な勤務形態活用)
P10 → 同⑨ (外来診療の負担)
P11 → 同⑩ (提案)