地域医療連携体制構築に関する保健所の関与 ~ 山口県 ~
■ 事例⑤ ─ 糖尿病管理連携システム
【山口県宇部環境保健所・惠上所長】
これは、島根県松江保健所による安来能義地域糖尿病管理連携システムの事例です。
保健所関与のポイントとしては、協議会設立10年余りを迎え、現在保健所は必要に応じ、情報収集や事業企画で協議会事務局と協働しています。
また、保健所では適正管理対策等の評価事業に当たり、協議会事務局と県保健環境科学研究所の間を効率的に調整しています。
なお、7年余りの登録患者の約8割に当たる約600人について登録管理の前後を調べると、登録者のヘモグロビンA1Cの管理や合併症の発症数が有意に良好でした。
【目次】
P2 → 医療計画への保健所の関与
P3 → 第5次医療計画の経過、内容
P4 → 平成18~21年度の実践的な研究
P5 → 保健所が果たしている役割
P6 → 関与の疾病と地域連携パスの導入
P7 → 医療連携体制運用事例に係る評価指標の設定
P8 → 府県からの医療計画業務の受託状況
P9 → 医療連携体制構築担当者の主な職種
P10 → 事例① ─ 在宅終末期医療連携パス
P11 → 事例② ─ 脳卒中地域連携パス
P12 → 事例③ ─ 脳卒中地域リハビリテーション体制
P13 → 事例④ ─ 急性心筋梗塞地域連携パス
P14 → 事例⑤ ─ 糖尿病管理連携システム
P15 → 保健所の役割
P16 → 保健所関与への期待
P17 → 保健所の関与のポイント点検票
P18 → 保健所による評価
P19 → 市型保健所の関与のポイント
P20 → 医療連携体制推進事業の主な要綱
P21 → 平成22・23年度の重点要望