地域医療連携体制構築に関する保健所の関与 ~ 山口県 ~
■ 市型保健所の関与のポイント
【山口県宇部環境保健所・惠上所長】
これは、市型保健所の関与のポイントです。
まず、保健所設置市では枠の中にありますように、全国4割程度の医療資源を占めていることから、市型保健所の関与が極めて重要となっています。
保健所設置市は、生活習慣病対策に4疾病の地域医療連携を位置付けて、有識者による検討を経て着手する工夫をすることもできます。
そして、都道府県では、医療資源が集中している実態に即し、保健所設置市に医療連携業務を委託することが望ましいと思われます。
このほか、厚生労働省では医療計画の実施主体を都道府県としているため、保健所設置市が医療連携業務に関与できるようにするための位置付けを図ること。
また、医療連携体制推進事業の実施主体に保健所設置市を加え、市型保健所の取り組みを推進することが重要となります。
【目次】
P2 → 医療計画への保健所の関与
P3 → 第5次医療計画の経過、内容
P4 → 平成18~21年度の実践的な研究
P5 → 保健所が果たしている役割
P6 → 関与の疾病と地域連携パスの導入
P7 → 医療連携体制運用事例に係る評価指標の設定
P8 → 府県からの医療計画業務の受託状況
P9 → 医療連携体制構築担当者の主な職種
P10 → 事例① ─ 在宅終末期医療連携パス
P11 → 事例② ─ 脳卒中地域連携パス
P12 → 事例③ ─ 脳卒中地域リハビリテーション体制
P13 → 事例④ ─ 急性心筋梗塞地域連携パス
P14 → 事例⑤ ─ 糖尿病管理連携システム
P15 → 保健所の役割
P16 → 保健所関与への期待
P17 → 保健所の関与のポイント点検票
P18 → 保健所による評価
P19 → 市型保健所の関与のポイント
P20 → 医療連携体制推進事業の主な要綱
P21 → 平成22・23年度の重点要望