わが国の救急医療崩壊は再生可能か
■ 重症救急の受入状況
【島崎修次氏(財団法人日本救急医療財団理事長)】
次のページを見ていただきますと、これはいわゆるたらい回しと言われるんですが、実際には救急受入医療機関側の受入不能状態ということなんですけれども、1万4,000件、大体3.6%が5回以上のコールで病院が見つからない、あるいは30分以上現場で立ち往生するというような状況になっております。
【目次】
P2 → 重症救急の受入状況
P3 → 二次救急医療機関の受入状況
P4 → 照会11回以上事案の時間別分布
P5 → 救急受入が困難な理由
P6 → 地域の搬送・受入ルールの策定
P7 → 搬送先が速やかに決定しない場合
P8 → 二次のしわ寄せが三次の救命センターへ
P9 → 救命救急センター等の受入率
P10 → 医師の勤務時間、当直回数
P11 → 研修後に専門としたい診療科
P12 → 救急医療に必要な診療報酬上の評価