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厚労省を質問攻めにする嘉山委員 ─ 11月6日の中医協で

■ 「5分ルールで大混乱」 ─ 嘉山委員
 

[嘉山孝正委員(山形大学医学部長)]
 白川委員にご理解を願いたいんですが、私は現場を知っている人間として意見を言っています。「5分間」が今一番、問題になるのはインフルエンザです。新型インフルエンザで今、山のように小児科なり内科に行っていて、「5分ルール」なんていうのをやっていると、もう患者さんが待ちきれないということがあって大混乱が起きますので、これは先生にご理解を願いたい。
 私は現場の声として、「5分間ルール」を外してほしい。外さなければならないということで、ご理解を願いたいと思います。

[遠藤久夫委員長(学習院大経済学部教授、中医協会長)]
 はい、ありがとうございます。1号(支払)側、何かご意見ございますか。あるいはもう少し議論をして、ある程度まとまった段階でご発言いただくというスタンスととらえてよろしいですか? (支払側の委員が一斉にうなずく)

[白川修二委員(健保連常務理事)]
 (うなずきながら)はい。

[遠藤久夫委員長(学習院大経済学部教授、中医協会長)]
 それでは、本日は2号(診療)側からいろいろとご意見が出たというわけですが、もう(開始から4時間の)13時でありまして、もう1つ(議題として)「認知症対策」があるのですが......。

 これは、さすがにこれからやることはできないと思いますので、「認知症対策」についてはまた後日ということにして、本日は初・再診料のキックオフのような話でしたが、(両側の意見は)重要な観点でありますので、今後また本日のご議論を踏まえて審議を続けていきたいと思います。

 従いまして、本日の基本小委をこれで終了したいと思います。何か、事務局(保険局医療課)のほうからございますでしょうか。

[保険局医療課・佐藤敏信課長]
 次回は11月11日を予定しております。以上です。

[遠藤久夫委員長(学習院大経済学部教授、中医協会長)]
 それでは皆さん、長時間どうもありがとうございました。これにて基本問題小委を閉会したいと思います。ありがとうございます。(散会)

  
 (この記事へのコメントはこちら
 


 【目次】
 P2 → 厚労省を悩ませる「4つの質問」
 P3 → 「佐藤君が答えた通り、医療崩壊を招いたのはそこ」 ─ 嘉山委員
 P4 → 「DPCをやめるんですね?」 ─ 嘉山委員
 P5 → 「私自身も時間で縛るのはいかがかと思います」 ─ 支払側委員
 P6 → 無診投薬は、未受診投薬要請」 ─ 安達委員
 P7 → 「5分ルールで大混乱」 ─ 嘉山委員

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