皮膚科・眼科は診療報酬カット? 事業仕分け1日目(1)
仕分け人
「病院についてはDPCで効率よくクオリティの高い医療が提供されている。診療所についても包括払いを導入しようとしてうまくいかなかったというような話も聞いているが、小さなコストでクオリティを高くするために、出来高払いから包括払いへシフトすればよくなる」
仕分け人
「診療所の収支差に関して、ベッド数のありなしとかも教えてほしい」
厚生労働省
「医療経済実態調査ではやっているので後ほどお出ししたい」
仕分け人(財務政務官か)
「私は税制やっている立場だが、優遇税制の内容を個別にキッチリとはじき出すのは難しいはず。予算要求額で見ることはできるだろうが」
仕分け人
「診療科の問題を、診療報酬の配分を変える以外にどうやって是正できると考えているか」
厚生労働省
「救急については夜間休日の勤務に対して手当てを補助金で出している。また産科の分娩にも同様。ほかに後期研修医が産科を選んだら手当てが出るような補助金もある」
枝野
「それでは結論を申し上げる。16人すべてが診療報酬の配分について見直し相当と書いた。内訳を見ると、②については14人、③については13人と圧倒的多数だ。この会議の結論として持ち帰って反映していただきたい。①については8人と半分なので、人件費に関してはこういう意見もあるということで配慮いただきたい。勤務医と開業医の間の所得収入がフェアなものなのかに関しては客観的な情報を揃えていただかないときちんとした議論ができない。それを調べる責任は厚生労働省にある。来年、再来年の議論の際には、そういった客観的事実が前提になるようにしてほしい」