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ニュース〜医療の今がわかる

誰がどう恥をかくのか 予防接種法改正


 事務局
「今回7頁で、優先順位づけの必要性はあるだろう、ということになっている」
 パッチワークと言いながら、今回得た権限は覆させないぞと、これもまた語るに落ちている。
 
 黒岩
「今後の議論の対象にはならないということか」

 事務局
「今回やる必要があることなので、今後議論するということでは結論を先延ばしにすることになる」

 黒岩
「私は問題提起した。しかし今回は当面のことで深い議論ができないというから、そこは今後にしましょうと」

 倉田
「先進諸国はみな国で決めている。それを外してどうするつもりだ」

 黒岩
「逆にお尋ねするが、海外でも法律に書き込まれているのか。それは政治家の仕事のはずだ。何が政治の仕事なのかの基本的な整理もないままにやっているから訳が分からなくなる」

 倉田
「人口分があれば苦労しない。なかったらワーっと争いが起きる」

 部会長
「今後も議論が必要ということになるのか」

 黒岩
「ここでは意見がまとまらないのだから、改めて今後議論するということで文章の中に入れてほしい」

 冒頭の『総括』に関して事務局が再度文章案を説明しようとしたところで、渋面のまま沈黙を守っていた足立政務官が口を開いた。
「私と事務方で話している詰めている内容と、相当違う情報が耳に入ってくる。なぜそうなるのかと思いながら聴いていたのだが、事務方として言えないことまで回答を求められていて、それが言いづらい面があって曖昧になっている気がした。そこで私個人として言わせていただく。内閣官房に置いている対策本部で今年度中に総括に着手することが決まっている、それから厚生労働省の対策本部でも今年度中に総括に着手することは決まっている。それを踏まえて抜本改正にいつ頃着手するか、2頁目に書いてあるように本部会は昨年12月に発足した。そして皆さんの任期は2年。私は、『本部会は』と主語になった以上、その2年間でやるべきだと思っている。私の考えは。じゃあ秋の臨時国会なのか、来年の通常国会なのか、その先の臨時国会なのか、3回チャンスはあるという気で私はいる。それぐらい急を要しているというつもりで、これは初回の時の挨拶でも申し上げたし、上田局長も『不退転の決意で』と言った。まさに今回はいわゆる臨時的なものであって、抜本改正もこのメンバーでやっていくんだというつもりでいる。このことをまずご理解が必要かなと思う。それから政府全体という話が先ほどから出ている。まさに感染症対策全般で考えなければいけない。その中で財務省、総務省、政府全体として、あるいは国と地方のありかたも含めて、全般的に議論しなければならないはずだ、と。それぐらい大きなものが含まれていると、私はそのように解釈している」

 部会長
「では、よろしいか」

 黒岩
「『おわりに』は議論しないのか」

 部会長
「意見があるか」

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