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ニュース〜医療の今がわかる

誰がどう恥をかくのか 予防接種法改正


 ここで足立政務官登場。
 部会長
「部会とは離れるかもしれないが、新型インフルエンザ対策推進本部として答えていただければ」

 事務局
「予防接種がどうあるべきかということからすると、黒岩先生のご指摘は少し大きくなる。我々として、あれが大騒動というか、必要だった対応より過剰に搬送したのかそうでなかったのか、というのは山川先生も仰ったように、あの時に得ることができた情報は何だったのか、我々として取りうる対応は何だったのか、諸外国はどうだったのか、色々な転換点があったとしたら、その時期は適切だったのかということも含めて、これはきちっと検証する必要はあると思っている。今の段階でどうだと言われてもなかなか難しい。それはきちっと検証しなければ今後にはやっぱり...」

 最後まで喋らせずに黒岩
「まだ検証してないということか」

 事務局
「まだ検証はしていない」

 櫻井
「今の話は、危険な問題があるという時に、確実じゃない段階でどういう形で情報を出していくかというのは情報行政の問題で、予防接種の問題とはまた少し違った形での対応が必要。その点についてあまりきっちりと議論されていないのと、それから受け手の側がどう受け止めるかという問題もある、刻々と状況が変わっていくので、専門的な議論自体がなかったのと、従来の行政は大体後手後手に回ることが多かった、確実な情報提供をしようとするあまりに適時適切でなかったというのが今でも多いと思うが、最近の厚労省は前のめり過ぎるのかもしれない。一番要請されているのは中庸なんだろうが、そこはまだトレーニングが積まれていないしノウハウもない。広く全般的に、必ずしも今回の問題というよりは感染症全般にかかわってくる話だと思うので、少なくとも今回の対応に関して大臣も含めて範囲を広げて具体的にどうだったのかいうことについては検証した方がよい。マスコミの反応もある。官と民、両方の動きを含め、消費者も必ずしも合理的でないので、総括的に場を設けてやるとよいのでないか」

 部会長
「全委員の意見をうかがって、座長としては、この部会で総括を書き込むのは無理だという意見が多かったようだ。だが黒岩委員のご意見も踏まえて(略)」
 適当な文言を考えるよう事務局に指示した。

Ⅱ-1.「新たな臨時接種」の類型の創設

 黒岩
「2頁目に書かれている『本来的には(略)予防接種法に恒久的』というくだり、まったくその通り。しかし、だとすれば今回の抜本改正の前にとりあえずパッチワークするというのと矛盾している。なぜ、わざわざパッチワークで法本体に改正を入れる必要があるのか。抜本改正ができるまでは、今回のような特別措置法を再度つくればよいではないか」

 事務局
「今回、法に穴が開いていることが分かったわけで、あらかじめ埋めておく必要がある」

 部会長
「やっておかないと、同じようなことが起きたら再度特措法になってしまうという理解でよいか」

 事務局
「自治体の役割も規定されていない」

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