誰がどう恥をかくのか 予防接種法改正
今村
「6頁目の(4)。地方公共団体は責任を放棄してないことを申し上げたうえで、『適切に費用負担』ではなく『十分協議を行う』と改めてほしい。現状、まったく協議が行われていない」
古木
「そう次から次から通知だけ来て」
廣田良夫委員(大阪市立大教授)
「4頁目の公的関与のところ。文言はそれでいいけれどリファレンスされる定期2類の書き方に違和感がある。どこの市町村でも受けましょうと言っているわけで、勧奨なしとくくられると、もう少し議論が必要でないかと思う」
宮崎
「私も違和感があった。定期2類は、実際は積極的に勧めてないだけ。今回こういう整理で皆が納得するか疑問」
黒岩
「これぐらいの専門家ですら混乱する。意味がない証拠だ。今回の改正はやめた方がいい」
ここで冒頭、部会長が事務方に指示していた『総括』の文言について再度やりとり。事務局が『行うとしている総括を踏まえて』と提案したのに対して、『総括を行い』ではダメなのかと部会長が質問
事務局
「文章の問題だが、その書き方だと総括を行ってからでしか、部会で議論できないことになる」
黒岩
「『総括を行う』とハッキリ書いてほしい」
事務局が再度案を出したが、ほとんど変わらない。
黒岩
「なぜ『行う』とならないのか。行うと明記してほしい。それがなければ国民に理解されない」
事務局
「ワクチンや予防接種だけでなく全部ということになるとフォーラムとしては、ここではない」
黒岩
「当面だからパッチワークさせてくださいと国民のご理解をいただなければならないはず。あれだけのバカ騒ぎをなぜ起こしたのか、誰がゴメンナサイと言うのか、明確にするんでなければ国民の誰も理解しない」
部会長
「山川委員、何かよい案は」
山川、声を荒らげて
「ない」
事務局
「この提言の主語は厚生労働省ではなく部会なので、総括せよという書き方でよろしいか」