外来管理加算、地域医療貢献加算について
■ 初・再診料、外来管理加算の割合等
[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長]
それからスライドで言いますと、次をおめくりいただきまして、スライドの11でございます。これは病院の医療費に占める様々な割合ということで、これも紫が外来管理加算になっております。
これは病床規模別に分かれておりまして、紫の所が、病床規模が大きくなればどんどん小さくなっていく。これは外来管理加算の定義からして、「処置や検査、リハビリテーションを行っていない」ということでございます。ま、当然と言えば当然ということになります。
なお、この病床数は病院全体の病床数を取っております。
さらに下のスライド12、これは各科の......、診療所のことでございますけれども、各科に占める様々な診療料との割合というところで、同じくこれも紫色が外来管理加算になっております。
一番上の総数から下から4番目までの産婦人科という所までは、概ね3%ぐらいと。ただ、泌尿器科だけは2%になっておりますが、3%から4%ということになっておりますけれども......
眼科と耳鼻咽喉科。下から2番目と3番目になっておりますけれども、眼科と耳鼻咽喉科については、まあ、1%か、1%を切っているという状況で、非常に小さいと。
これはまあ、科の特異性で、処置が非常に多いということからして、一定程度説明ができるのではないかと思っております。
それから次のスライド13、それから、14をご覧いただきます。これは実際の算定件数と算定の割合を見たものです。
先ほどもちょっと申し上げましたけれども、再診料の算定の件数、それから外来管理加算の算定件数を見た場合に、具体的に算定件数だけではなくて、再診料に占める外来管理加算の算定の割合というのも一定程度見ていく必要があろうかということで、上側が実際に社会医療診療行為別調査から抜き出した、実際の5月分の算定回数です。
それを割りましたものが下側の算定回数の割合ということで、一番上が総数、真ん中が病院、それから診療所というふうになっております。
これは、カッコして%と書いてあります。これは全体に対するパーセントをここに書いてありますけれども、22年の2年に対する割合。
例えば病院ですと、46.88を45.37で割ってみる。もしくは診療所で言うと、45.27を43.76で割ってみるということをいたしますと、病院では3.3%、診療所では3.5%ということになっております。
以上が算定回数との割合です。
【目次】
P2 → 外来管理加算の見直し(平20、22)
P3 → 初・再診料、外来管理加算の年次推移
P4 → 初・再診料、外来管理加算の割合等
P5 → 外来管理加算の算定要件見直しによる影響
P6 → 地域医療貢献加算の新設(平22)
P7 → 診療日・診療時間の状況
P8 → 診療時間外の対応の状況
P9 → 診療時間外の電話問い合わせ
P10 → 地域医療貢献加算に伴う影響
P11 → 都道府県別の届出割合
P12 → 時間外問い合わせの患者評価
P13 → 検証部会の報告等
P14 → 今後の方向性