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ニュース〜医療の今がわかる

村重直子の眼8 内田健夫・前日本医師会常任理事


村重
「政治任用という形で国民が評価できるようにするのが良いのではないでしょうか。現場の人をと言っても、役人が人事権を持っていると同じことを繰り返すだけなので」

内田
「ルートが非常に限られているので偏りやすいことになりますね」

村重
「そこが政治任用は透明ですし、任期で交代するので、国民が、この時期、この人の時はうまく行っていたとか評価しやすいと思うんですよね」

内田
「私が一ついいなと思ったのは、横浜地裁で鑑定人を選ぶのにもの凄く苦労していたんです。鑑定人というのは労だけ多くて報酬は少なくて、拘束も結構多いということで、それが裁判の遅れにつながっていました。じゃあどうすればいいのかということで、4大学と裁判所と患者側弁護人、医療側弁護人、それから医師会とで、鑑定人のリストを作って、そこで複数鑑定をお願いするかという形にしたら、すごくスムーズになったんですね。そういう形で、国の検討会も委員の選出にあたって、アドバイザリーボードというようなものがあればうまくいくのでないでしょうか」

村重
「(笑)」

内田
「それは違いますか」

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