村重
「政治家自ら、あるいは政務スタッフを通じて、現場と情報交換できていて、現場にどういう人材がいるかということを知っていたら、役人に乗っかる必要がなくなるのです。色々な分野があるので1人の政治家が全部知っているのは難しいとは思いますけれど、政党全体としてはそれぞれの分野にそういう人材のネットワークを持っていて、必要な時には必要な人材を政治任用できるようにならないと。その時その時でどういう国民のニーズがあるか、どういう専門家に話を聴きたいかは違います。医療関係でも開業医の先生に聴きたい時もあれば、産婦人科の先生に聴きたい時もあれば、小児科の先生に聴きたい時もあって、医療だけでもたくさんのそれぞれの分野の方に聴かないといけないので、それをどれだけ政治家と政務スタッフが担えるかということですね。そうでなければ官僚主導は変わりません」

内田
「今の時代を見ると、従来とは違いますね」

村重
「そこが変わりつつあると思うんです」

内田
「固定されたパイプからの一方的流入ということではないですからね」

村重
「そこがもっともっと活発になってくれるといいですね」

内田
「官僚が主導すると、どうしても自分の身を護るという要素が出てしまいますよね」