医療計画の概要について
■ 4疾病5事業の圏域の設定①
【厚労省の説明】
2頁以降に、先ほどの二次医療圏との関係について示していまして、「4疾病5事業の圏域の設定について(マル1)」ということです。
疾病の状況を見ると、この内容については課長通知、いわゆる医療体制の構築指針に書かれています。「がん」については専門的な診療を行う医療機関における集学的治療の実施状況を勘案し、従来の二次医療圏にこだわらずに、地域の実情に応じて弾力的に設定してくださいとしています。
「脳卒中」についても、発症後3時間以内の脳硬塞における血栓溶解療法の有効性が確認されている現状に鑑みて、それらの恩恵を住民ができる限り公平に享受できるよう、従来の二次医療圏にこだわらず、メディカルコントロール体制の下、実施されている搬送体制の状況等、地域の医療資源等の実情に応じて、弾力的に設定してくださいとしています。
「急性心筋梗塞」についても同様の記載です。「糖尿病」についても、従来の二次医療圏にこだわらず、医療資源の実情に応じて設定してくださいと書いております。
【目次】
P2 → 医療計画見直しのスケジュール(案)
P3 → 医療計画制度
P4 → 地域完結型医療の実現
P5 → 医療計画の基本指針等
P6 → 医療圏
P7 → 規模別にみた二次医療圏
P8 → 人口10万人当たり病院数等
P9 → 医療機器設置台数(二次医療圏)
P10 → 規模別にみた二次医療圏ごとの流出患者割合
P11 → 医療法の改正の主な経緯
P12 → 基準病床数制度の目的等
P13 → 病院開設・増床の許可等
P14 → 職域病院等の病床数の補正
P15 → 基準病床数制度の算定式の変遷
P16 → 一般病床・療養病床の病床数の推移
P17 → 基準病床数に対する病床数の推移
P18 → 4疾病5事業の考え方等
P19 → 4疾病5事業の圏域の設定①
P20 → 4疾病5事業の圏域の設定②
P21 → がん対策推進基本計画等における考え方
P22 → ストラクチャ、プロセス、アウトカム指標の盛り込み
P23 → がんの医療体制
P24 → 脳卒中の医療体制
P25 → 急性心筋梗塞の医療体制等
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