医療システムと必要医師数
■ 医療問題は誰の責任か?
【千葉大学医学部附属病院長】
それでは、これからの課題に医学部定員の増員のみで対応できるのか、これが今日の私のお話のテーマですが、現在の医療問題を医療者の責任と考えるのならば医療機関だけの改革でよろしいですが、そうでないならば社会全体で考えていかなくては対応できないであろう。
社会、県民の意識、行政システムの改革、当然医療機関の改革というのが前提ではございますが、全体で対応していかないと解決できる問題ではないのではないかと存じます。
【目次】
P2 → 高齢化率
P3 → 高齢者数の増加
P4 → 医療圏による患者数推移の相違
P5 → わが国の医師数の動き
P6 → 医療問題は誰の責任か?
P7 → 医師数と医療システム
P8 → 病院での死亡者数の増加
P9 → 在宅医療推進の目的
P10 → 在宅死率30%の効果
P11 → 疾病コントロールによる効果
P12 → 循環型医療と医療情報の共有
P13 → チーム医療からIPW
P14 → 国立大学附属病院の役割と機能
P15 → 医療需要増加に対する対策