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ニュース〜医療の今がわかる

明細書の無料発行義務化について

■ 意向確認等
 

[厚労省保険局医療課・ 屋敷次郎保険医療企画調査室長]
 それから引き続きまして、11ページ目が明細書発行の費用徴収の有無でございます。

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 これは、検証調査の中でのデータであるということでございまして、N数が多いデータは先ほどの医療課の別途集計のほうをご覧いただきたいと思いますが......

 21年度中の検証調査との比較で見ていただきますと、費用徴収の割合はそれぞれ少なくなっているという状況でございました。

 それで、12ページ目は実際に明細書を発行する段階での状況でございます。

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 すべての患者に明細書を無料発行しておられます施設におきまして、その発行する際の意向確認の方法でございます。「特に意向を確認していない」という割合が約6割。歯科診療所は8割(ママ)ということでございますが......

 「最初の希望通りに運用している」という所が3割程度あったということでございます。

 「最初の希望通りに運用している」の内容でございますが、下の注の部分でございますけれども、「最初に明細書を発行する際、発行の希望の有無を聞いて、それを記録して、それ以降の受診時の際にも最初の希望通りに運用している」といった質問項目であったところでございます。

 それで、13ページ目は施設調査の中で、施設の患者からの意見、受け止めでございますが......

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 「特に意見はない」といった所が一番多く、次に「専門的で理解するのが難しい」、あるいは「領収証と明細書のどちらかに統合してほしい」という意見を施設のほうでは受けておられるといったところの状況がございました。

 また14ページ目は、無料発行後におきます明細書を希望しない患者の割合というかたちでございますが、病院から保険薬局まで......

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 病院のほうが、無料発行を希望しない......、「明細書を希望しない患者さんの割合」が少なかったということでございます。薬局につきましては、「希望しない患者さんの割合が少ない所」が少ないということですから、病院から薬局まで傾向が出てきたデータがございました。
 

【目次】
 P2 → 経緯
 P3 → 「正当な理由」
 P4 → 費用徴収
 P5 → 発行状況
 P6 → 意向確認等
 P7 → 患者調査の結果
 P8 → 9月7日の議論
 P9 → 論点

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