2009年03月のアーカイブ

<<2009年02月  |   2009年04月>>

アメとムチ

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月22日 14:24

先週、周産期医療整備を巡って連日2つの要望・提言が、舛添厚生労働大臣に対して出されました。


それぞれ、昨年の墨東病院での妊婦さん死亡から始まった一連の議論の、部分的な結論ということになると思います。


まず16日の月曜日に、「救急部門と周産期部門との連携強化に資する具体的手法に関する研究」なる厚労科学研究の分担研究者、海野信也・北里大教授から(こちら)。
ついで17日の火曜日に東京都の猪瀬直樹副知事から「NICUの整備促進に関する国への緊急要望」。

続きを読む>>

「たらい回し」は真実を伝えているか。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月22日 12:25

昨日、総務省の救急医療に関する調査結果と、それに関する報道内容をご紹介しました。(昨日のエントリーはこちら。)

今日は、そのつづき、というか、ちょっと視点を変えてこれら報道について考えてみたいと思います。

続きを読む>>

2009年03月21日

なぜ地方では「たらい回し」が少ないのか。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月21日 10:42

総務省が、昨年の救急搬送に関する調査結果を発表しました。一昨日から昨日にかけて、新聞等でも報道されています。医師不足等からくる救急医療の崩壊については、くい止める会でも大いに危機感を持ち、注目してきました。

重症拒否10回以上903件=「たらい回し」48回も-救急搬送調査 (時事通信)

重症患者の3・6%「たらい回し」…昨年の救急搬送 (読売新聞)

続きを読む>>

2009年03月20日

科研費詐欺

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月20日 15:21

全国医師連盟から下記のようなリリースが送られてきました。
昨日、毎日新聞が1面で書いてた特ダネ記事とその続報の関連です。

=====================================================

【厚労省による補助金運営の不正発覚に関する全国医師連盟執行部の見解】

続きを読む>>

筋腫治療8:大きかった!

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月20日 10:37

退院3日目です。

退院日の夜は、トントンの塾送迎に車を運転し、
翌朝から新年度の授業カリキュラムについて電話打ち合わせ、資料作成など自宅で仕事を再開しました。
昨日は保険金給付請求書手続きのため市役所に出向いたり、お買い物や近所の散歩も1時間。
実家の母が、家事を引き受けてくれて、とても助かっています。

主治医S先生は、
『次回外来診察日まで入浴と夫婦生活は禁止、それ以外は全てOK(走ってもいいよ~)、床を敷いて休むほどのことはしなくていい』
と言われました。
退院時に病棟看護師から渡された『子宮の手術を受けられた方へ』という冊子の内容とは随分乖離があります。
4人のお子さんの育児と、婦人科医師の仕事をこなされているS先生の姿勢であろう、
「ちょっと無理してでも早期体力回復と仕事復帰に努める」をお手本にできたらいいなと思っています。

さて、ようやく入院中の荷物や郵便物の整理などをして、デジカメのデータを取り込みました。

確かに大きい!とびっくり。

続きを読む>>

くすりのねだん。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月20日 10:23

一昨日のロハス・メディカルのニュースサイトで、薬価のつけ方ががらりと変わりそうだ、ということを知りました。

(速報)製薬業界 護送船団の終焉

ちょうどその前日の日経新聞(夕刊)に、「政府が決める薬の値段。」という記事が掲載されているのを、くい止める会事務局のおかれている研究室の先生に教えてもらったところだったので、ちょっとタイムリーで「へえ!」と思ってしまいました。

でも、薬価の問題と聞いても、多くの人はなんのことだかピンとこないのではと思うのですが、それは失礼な話でしょうか?すくなくとも私の場合は、何度頭に入れようとしても、「とても複雑でややこしいこと」のカテゴリーに自動的に押し込まれて、わかったようでわからないままに蓋がされ、どこか片隅にしまわれてしまいます・・・。

続きを読む>>

2009年03月19日

選挙行ってますか?

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月19日 16:26

昨日、4月にやるイベントの打ち合わせで、有名な政治記者と話をする機会がありました。

彼曰く「今の若年層の中には選挙にどうやって行くかを知らない人が相当数存在する。それは、その親も選挙に行ってないから。その層が政治の貧困の被害を最も受けるのに、そういう人たちは新聞もテレビも見ないことが多くて、選挙に行った方がいいよと伝える術がない。困ったもんだ」と。

続きを読む>>

メインサイトはこちらではありません

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月19日 10:09

年明けにも一度お知らせいたしましたが
ロハス・メディカルwebは
ニュース+誌面アーカイブ+ブログの3本立てになっております。

続きを読む>>

乗りかかった舟なので。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月19日 06:34

繰り返し言っておきますと、私は別にこの件に関してはウォッチャーでもなんでもないのですが、やっぱりたまたま目についてしまったので続報とともに、考えたことを書いてみたいと思います。

受精卵取り違え第1回口頭弁論 香川県側は争う姿勢
3月18日11時34分配信 産経新聞

以前、グリーフケアについて取り上げ、つい数日前には、医療ADRについて改めて振り返ったところですが、記事を読んでいていろいろ思うところがありました。

続きを読む>>

2009年03月18日

医療メディエーター 

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月18日 13:31

ここ2日間、医療ADRについて振り返ってみましたが、その中で触れていなかった大切な要素があります。くい止める会が注目している「対話自律型」ADRの場合、だれが医療側と患者側の間に立って「対話」を促すのか、ということです。「裁判準拠型」の場合、基本的な考え方は訴訟と大きくは変わらないため、ごく自然に弁護士が間に立つこととなります。しかし、そもそもADR法は、介入できる第三者の範囲を弁護士以外にも広げたところに意義があります。

続きを読む>>

2009年03月17日

千葉県西部ではお産の危機

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月17日 14:56

大事なことなので復習します。
















原典に当たった方はご存じと思いますが、なぜ2025年を採り上げるかというと

続きを読む>>

対話こそが解決への道。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月17日 12:27

昨日、この4月にADR法が3年目を迎えることもあって、医療ADRが求められている理由を再確認しました。つまり、医療紛争解決の手段として現在とられている民事訴訟が、実際には、患者や遺族が求めている真相の究明や医療側の真摯な対応には結びつかないケースが多い、ということです。

その点を踏まえながら、今日は、医療ADRで考えられる2つのタイプ「裁判準拠型」と「対話自律型」について、考えていきたいと思います。ちなみに、周産期医療の崩壊をくい止める会で注目しているのは後者、「対話自立型」です。その点、念頭に置きながら、しばしおつきあいください。

続きを読む>>

 1 |  2 | 3|  4 |  5 |  6 | All pages